僕は会社からデータカードを渡されているので、自宅で仕事をすることも多いのですが、「家だとはかどらないから仕事は持ち帰らない」という人も多いですよね。僕も家だとつい余計なモノに気を奪われてしまうことがあるのですが、そんな時はこんなテクニックを実践してみるのはいかがでしょうか:
■ Optimize Your Work-at-Home Time With 22 Simple Schedule Tweaks (Bootstrapper)
原題を直訳すれば「家で仕事する時間を最適化する、スケジュールの簡単な調整法22」といったところで、「一般」「タスク」「テクノロジー」の3つのセクションに分けて22のアドバイスをしてくれています。さっそく内容はというと:
【一般】
- 早起きする
30分から1時間早起きすれば、それだけ仕事や自分のことに使える時間が増える。 - 無理はしない
無理をして体を壊せば、逆に時間のロスになる。「急がば回れ」。 - 仕事着になる
普段スーツを着て会社に行っている人なら、スーツ姿になってみる。それだけで気持ちが切り替わる。 - 快適な仕事環境を用意する
例えばオフィス専用の椅子を用意してみる。 - パレートの法則を適用する
比率は何でもいいが、「大きな利益を生む重要な仕事」に集中すること。手がかかる割に利益につながらない仕事は後回し。 - コンピュータの周囲は飲食厳禁
キーボードが汚れるから、ではなく、仕事と休憩時間をはっきりと区別して、働くときは働くことに集中するため。 - 気を散らさないように
「いま仕事中だよ」と家族に伝えておくなど、途中でジャマが入らないようにすること。
【タスク】
- 休憩を取る
気が乗らないときは、PCを眺めていてもしょうがない。気晴らしに何かしたり、仮眠を取るなどして、気持ちを切り替えること。 - 仕事時間を決める
オンとオフの時間を決めておかないと、一日中仕事しているような気分になる。 - 「やらなくちゃいけない仕事」の時間を決めておく
立替費用精算など、手間がかかるだけで本業とは関係ない作業は後回しになってしまう。そういう仕事は、やる時間をあらかじめ決めておくこと。 - To Do リストを見直す
一日の終わりに To Do リストを確認して、ずるずると引き延ばしてしまっている仕事などがないかチェックすること。 - 気分が乗っている時間を活用する
「今日は仕事がはかどるな」という時は、もっと仕事してしまう。そうしておけば、スランプの時も罪悪感を感じなくて済むし、自分のための時間や家族と過ごす時間を増やすことができる。 - リサーチ時間を見直す
リサーチに膨大な時間がかかって、得る結果が少ないようであれば、リサーチ方法を変えるか、その時間を別の儲かる仕事に使うようにする。 - 「仕事のROI」を最大化する
短期的に儲かる仕事に目を奪われずに、長い目で見て「自分が使った時間に対する稼ぎが最大になる」ように仕事を選択すること。 - マルチタスクに挑戦する
誰もがマルチタスクを上手に行えるわけではないが、もしできるのならば、一日に多くの仕事をこなせる。
【テクノロジー】
- Eメールのチェックは最小限にする
メールチェックに頻繁に行っていると、気が散って集中が途切れてしまう。気分がのらないからチェックしているだけなら、思い切って休憩すること。 - WEBテクノロジーを活用する
Skype や各社のIMなどなど。ただし仕事用のIMは、仕事の時間と決めた時間以外にはオフにしておくこと。 - アウトソースを活用する
「時間の無駄だな」と感じているタスクがあるのなら、外部リソースを利用することを検討しよう。既に様々なバーチャルアシスタントサービスや、アウトソーシングサービスがある。 - 自動請求ツールを活用する
ここはちょっと省略。 - オンラインツールを活用する
- Wiki を活用する
- スケジュール管理ツールを活用する
以上3つは皆さん既にご存知の通り、ということで。
こんな感じ。いろいろ細かい点はありますが、基本は「オンとオフをはっきり区別して、オンの時は集中して仕事する」ということでしょうか。確かに家で仕事していると、いつが仕事の時間なのか分からないままにダラダラ過ごしてしまうということが……。「スーツを着てみる」というのはよく聞くテクニックですが、「コンピュータの周りで飲食しない」というのはその通りかも。
ということで、土日も関係なく仕事が降ってくる皆さま(含む自分)。モバイル技術の進歩を恨まずに、家族との時間が増えるツールとして活かせるよう、仕事方法を頑張って工夫しましょー。
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