日本には学生向け無料コピーサービスの「タダコピ」がありますが、海外では「タダノート」サービスが登場したそうです:
■ Free notepaper for students (Springwise)
紹介されているのは"Free Hand Advertising"というサービス。これだけでもほとんどの方がサービス内容を想像できると思いますが、一応説明しておくと、広告入りのルーズリーフ(最上部の空欄にバナーが印刷されている)を学生に無料配布するというもの。タダコピをノートに置き換えただけ、ですね。
しかしこの「タダノート」、以下のような利点があります:
- 全米のメジャーな大学90校が対象となっていて、32の州で350万人の学生をターゲットに広告を出せる(対象校を絞ることも可)。
- 毎朝大学近くで、少量ずつ配布される(1パックに4枚が入っている)ので、授業中に使われる可能性が高い。そして授業で使われれば、学生は90分間広告を目にすることになる(退屈な授業ならより効果的?)。
- 授業で使われたノートであれば、後から閲覧されたり、友人に貸し出される可能性も。
- 色のついた紙や再生紙も使用可。また広告はノート最上部にバナーとして表示させるだけでなく、ノート全体に透かし模様として入れることも可。
- どこで何枚配布されたか、などの結果報告もしてくれる。
- また手渡しで配布されるので、「女子生徒だけに配る」などのカスタマイズも可能。
ということで、意外に(?)真面目に考えられているのですね。単に「ノートに広告入れてタダで配ればいいんじゃね?」的な軽いノリかと思ってました。確かにつまんない授業だと、授業じゃなくて広告の方に集中してしまうかも(それじゃマズいんですが)。感覚的には、同じヒマつぶしということで吊り革広告に近いイメージでしょうか。
ということで、何だか使い古された手法のように感じられてしまう「広告で無料配布」モデルですが、それが使われるシーンを想像すれば、まだまだ効果的な仕組みを考え出すことができるのかもしれませんね。しかしこのサービスが日本でも始まれば、「タダコピ」に「タダノート」ということで、学生はどんどんラクになるってことですよね……そのうち「タダテキスト」や「タダドリンク(これは既に近いものが存在しているようですが)」なんかも登場して、学生がキャンパスの中でお金を使うことはほとんど無くなったりして。
やはり究極は、ただで単位や学位がとれちゃう「タダキャンパス」でしょうか(笑)
投稿情報: p-article | 2007/08/24 09:47
ちょうどSpringwiseに、こんなネタもありました:
http://www.springwise.com/life_hacks/concierge_goes_to_college/index.php
Syracuse 大学の学生向けコンシェルジュサービス(家の掃除とか買い物とかをやってくれるそう)です。タダキャンパス(笑)は無理にしても、学生の生活はますます快適になっていくのでしょうね。
投稿情報: アキヒト | 2007/08/27 14:13
日本の大学でもタダルーズリーフ始めてみました。
もしよろしければ、HP覗いて見てください。
投稿情報: 株式会社 全立 | 2007/10/29 18:28
こんなのもあるみたいですね。
同じ会社でしょうか?
http://www.tadanote.com/
投稿情報: ただ | 2009/03/17 21:55