「説明責任」なんて言葉が普通に使われるぐらい、「語る」ということが重要な時代になっていますが、お酒のラベルまで語り始めたようです:
"Tokyo Midtown DESIGN TOUCH"の展示ブースで見つけた、「語る」ボトルラベル。写真でお分かりだと思いますが、富久錦の日本酒です。
このラベル、北川一成さんによる「富久錦ブランディングデザイン」の作品として展示されていました。キャプションによれば、
富久錦は、手づくりで無添加の純米酒だけを造る小さな酒造です。
ひとつひとつのアイテムに富久錦がこだわる日本酒造りへのおもいをありのままに視覚表現することが課題でした。
ボトルラベルには日本酒造りへのおもいを富久錦の職人に書いていただきました。
とのことです。ラベルに書かれていたのはコピーライターの手によるものではなく、職人さんたちご本人の思いなわけですね。
企業が消費者へと「語りかける」ことが重視される時代となっていますが、いざ店頭に並べられるとそんなメッセージはどこかへ行ってしまい、価格や見栄えだけで選ばれてしまいかねません。ならばラベルで語ってしまえ、というのは、奇抜なだけでなく実用性も兼ねているのかも。
せっかくだから、ラベルだけでなくネットの上でも語られれば……と思っていたら、ちゃんとブログがあるのですね:
ちょっと普通かな。公式サイトの方が頑張られているようなので、よろしければ覗いてみて下さい。
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