昨日に引き続き、Tokyo Midtown DESIGN TOUCH のカンファレンスに出席しています。今日聴きに来たのは「企業とデザイン」という講義。その感想は後ほどとして、ちょっとだけ気づいたことを。
会場に到着し、いつものようにPCを取り出したら、なんとなく違和感が……そう、PCを広げているのは僕しかいないではありませんか。前から3分の1ぐらいのところに座ったので、もしかしたら僕の後ろにはたくさんいたのかもしれませんが、少なくとも見える範囲でPCを使ってる人はゼロ。皆さんノートを広げられて、熱心にメモを取っていられました。キーを叩く音がうるさく感じないかと、ヒヤヒヤしながら講義を聴いた次第です。
最近こうしたイベントというと、IT系やブロガー向けのものばかりに出席していたので、すっかりPCのある風景が普通になってしまっていました。そうか、これはデザインのイベントだったっけと思い直したのですが、はて。WEBサイトを作る人はウェブ「デザイナー」と呼ばれてるし、昨日の「インタラクションデザイン」という分野だってあります。ITとデザインは非常に親和性が高いはずですから、ブロガーがこうしたイベントに紛れ込んでいたっておかしくないと思うのですが、そこんとこどうなんでしょうか。
そう思い、ちょっとテクノラティで検索してみました。以下のグラフは、"DESIGN TOUCH" もしくは「デザインタッチ」で検索した結果(過去30日間、日本語ブログのみ)です:
うーん、直近になってさすがに数が伸びていますが、平均では1日3件がいいところでしょうか。ちなみにヒットしたエントリ数の合計は71。 東京ミッドタウンあげてのイベントとしては少し寂しいところです。
もちろん有名なデザイナーの方がブログを開設されている例もありますし、デザインをテーマとしたブログが希少な存在というわけではありません。単に「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」がブロガー相手のプロモーションに力を入れなかった結果、とも考えられます。しかし海外では"Design-Feed"(英語のデザイン系ブログを集めたポータルサイト、現在参加ブログ数286)や"The Deck"(デザイン系ブログを対象とした広告ネットワーク)のような例があることを思えば、日本でももうちょっと盛り上がってもおかしくないんじゃないかな、と思います。
もしかしたら、これがよく言われる「これから『アルファブロガー』を目指すのに狙い目の分野」の1つなのかも。まぁアルファブロガーじゃなくてもいいだろって意味で『』を付けましたが、とにかく「デザインの日本語ブログ」をもっと読みたいと思った次第でした。
締めに個人的なオススメを1つだけ:
TOKYO DESIGNER'S WEEKがメインだからでしょう。
デザイン主体のブログだとしても、
せいぜいDESIGN TIDEやFINLAND CAFEくらいまで。
東京がデザイン一色になる週ですから、
ミッドタウンは便乗組のひとつと見る向きが多いのではないでしょうか。
投稿情報: RJ | 2007/11/02 02:23
RJ さん、コメントありがとうございます。
そうか、ミッドタウンのイベントは「便乗組」という評価もあるのですね。僕自身がデザインの世界に疎いため、カンファレンスの内容を見て「これはブログで書く人が多いんだろうなー」と勝手に想像してしまいました。
余談ですが、「water」はぜひ観てきたいと思っています。
投稿情報: アキヒト | 2007/11/02 04:50