祝日なので(?)夢のあるネタを。Newsweek の特集ページに、過去の宇宙探査が一目で分かるというコーナーが設置されていました(via information aesthetics):
■ The Sputnik Legacy (Newsweek.com)
上がそのスクリーンショット。縦軸が探査対象(月や火星、土星など)で、横軸が探査が行われた年になっています(横軸の間隔は、画面上部に表示されているスライダーで調整可能)。プロットされている小さな点が個々の探査プロジェクトで、マウスオーバーするとバルーンが表示され、詳細が確認できるという仕組み。ちなみに点の色は調査を行った国を示していて、日本も黄色で表示されています(デフォルトの画面では切れてしまいますが、横軸に2007年を持ってくれば「かぐや」もちゃんと表示されますよ!)。
こうして見ると、1960年代前後に、青の点(米国)と赤の点(ソ連/ロシア)によって集中的に月探査が行われていることが分かります。冷戦の時代、両者が宇宙開発でも競い合っていたことを示しているわけですね。一方でアメリカが月探査に集中しているのに対して、ソ連は金星や火星にも興味を示していたことが分かります。この辺はあまり知られていない事実かも(って僕が知らなかっただけかもしれませんが)。
余談ですが、タイトル名の"Sputnik"とはソ連が開発した人類初の人工衛星「スプートニク」のこと。ちゃんとこんな解説画面も用意されているので、興味のある方は画面上部にあるタブ"INSIDE SPUTNIK"をクリックしてみて下さい。スライダーを操作すると、上にあるスクリーンショットのようにスプートニクを分解することができますよ!これを作ったひと、よっぽど宇宙ネタが好きな人に違いない……。
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