2007年に話題となり、2008年も続けて話題となるであろうものの1つが「環境問題」でしょう。残念ながら環境問題ではあまり明るい話題を聞かないのですが、ノキアがこんなコンセプトを発表しています:
ノキアの「エコセンサー・コンセプト」。携帯電話に環境測定が可能なセンサーを内蔵し、データを集めることで環境問題の把握・改善に役立てようというアイデアです。まだ個々の仕組みができあがりつつある段階で、具体的なサービスといった形にはなっていないのですが、興味を引かれるコンセプトです。
例えば「環境モニタリング」として、こんな機能が提案されています:
- 大気成分モニター(一酸化炭素やオゾンなど、特定の成分を検出する)
- 紫外線センサー
- 環境に関連する災害の警報システム
確かにこういった機能は、常に身につけているケータイならではの価値ですね。また気温を計る機能がつけば、日射病や熱射病を警告することも可能になるかもしれません。そういったデータを全国から集めて、天気予報に役立てたり、気候変動の研究データとして活用する……などといった応用も考えられるでしょう。
まだ形になっていない発想に対して、過度の期待をしてしまうのは禁物ですが、これ以外にも様々な「携帯電話と環境問題」という発想が出てくるのではないでしょうか。もちろん、そんな発想が必要ないほど環境問題が改善される、というのがベストですが……。
コメント