休日なので軽いネタで。検索エンジンの進化はとどまるところを知りませんが、Ask.com の地域情報検索で、こんな自然な形のインターフェースが実現されたそうです:
■ The New Shape of Local Search (The Ask.com Blog)
Ask.com の地域情報検索サービスに、"AskCity"というものがあります。それに新しい機能が実装されたというニュースなのですが、それ以外にも AskCity では様々な興味深い機能が実装されているので、詳しくは TechCrunch Japanese の記事をご確認下さい:
■ AskCityがローンチ、これはクールだ! (TechCrunch Japanese)
で、今回の新機能。まずはこんな風に、地図上の一部分を○で囲んで……
○の最上部に小さく表示されている虫眼鏡アイコンをクリックすると、検索キーワードを入力するウィンドウが表示されます:
ここにキーワードと、対象物の種別(企業/イベント/映画)を設定して"Search"を実行すると、このように結果が表示されます:
要は「んー、この辺で喫茶店ない?」というような自然な探し方に対応してくれるわけですね。範囲を指定する際の図形は、丸以外にも線/四角形/多角形が使用できます。線を使えば、「○○通り沿いにベトナム料理屋なかったっけ?」みたいな検索も可能(ただしこの場合、きっちり線に接している対象だけでなく、多少離れているものもヒットします)。
これ、不動産・賃貸物件検索のときにいいかも。いまの住宅検索って、地域を指定する際に「市区町村名を指定して下さい」って要求されることが多いですよね。ところが駅の北口と南口で市が異なっていて(例・JR三鷹駅)、駅周辺という条件で探したいのにその事実を知らないと「三鷹市」だけを指定してしまう(駅の北口も対象に含めるためには「武蔵野市」も指定しないといけない)、みたいなケースが発生するわけです。そんなとき、「このへん」という感じで地図上に○を描けたら便利だと思います。またある一角だけ極端に風が悪いというような場所なら、その場所を避けるように範囲を描いて検索させる、のようなことも可能でしょう。
いずれにしても、地域情報検索の際にはこのインターフェースが使えそうですね。地図以外にも、情報を図として示すことが可能な分野であれば、同様のインターフェースを導入することが可能ではと思います。とか言いつつ、そんな分野が何かすぐに思い浮かばないのですが……。
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