スタンフォード大学のコンピュータ専門家によって、平面画像から立体画像を作る技術が開発され、自由に試せるサイトもオープンしています:
■ New Experimental Website Converts Photos Into 3D Models (ScienceDaily)
紹介されているのは Make3D というサイトで、当然ながらURLは"stanford.edu"となっています。従来の技術とは異なり、1枚の画像からでも3D化ができるところがポイント。AI(人工知能)技術を活用して、画像内にある様々な手がかりをもとに立体像を作り出すのだそうです。
論より証拠、早速試してみましょう(サイトを利用するには、無料のIDが必要となります)。自分の写真をアップロードして……と思ったのですが、やはり処理が必要なため、アップしてからしばらく待たなければならないようです(画像の複雑さにもよりますが、30分~1時間程度は必要でした)。
で、待ち時間に他人の画像をチェックしてみました。こちらはスタンフォード大学の建物ですね(元のページはこちら):
カーソルキーで前後左右への視点移動、+/-で画像の拡大・縮小が可能です。上のエンベッドはサイトで公式に提供されているものなのですが、見れなかった方のために、以下は上の3D画像を映像化したものです:
どうですか?ちょっと不自然な部分も多々ありますが、前へと進んでいく感じなんかは、なかなか臨場感がありますね。ちなみに作成された3D画像には Good/Bad の投票ができるようになっていて、得られた評価は今後の技術向上に役立てられるようです。
で、待っている間に自分のアップした画像が完成しました。元画像はこちらで(実際にアップした画像には約500KBの容量がありました):
できたのがこちら(元ページはこちら):
うーん、学習型のエンジンだそうですから、やはり普通とはちょっと違うような画像には弱いのかもしれませんね……遺跡とクマだし……。
ちなみにこの技術の応用という点については、不動産会社が物件の紹介画像として使ったり、ゲーム用画像の作成を速めたり、ロボットの環境認識に使うなどの道が考えられているそうです。ついでに今回のように、誰でもすぐに試せるウェブサイトも公開していって欲しいですね。
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