ということで、リリースされたばかりの新しいサービス"Sprout"(スプラウト、芽や芽生えるという意味)で遊んでみました。昨日のエントリでも引用しましたが、TechCrunch に詳しい解説が出ています:
■ Sprout:Flash用オンラインWYSIWYGエディタ (TechCrunch Japanese)
Flash を作成するオンラインツールなのですが、ブログパーツ(失礼、「スプラウト」と呼ばなければいけないんでしたね)を作るのに特化していると考えれば分かりやすいです。サイズを指定して、あとは用意されているいくつかのコンポーネントを組み合わせるだけで、簡単に以下のような Flash を作成できます:
本当にてきとーなサンプルで申し訳ありません……「簡単に作れる」というのと、「センスがある作品が作れる」というのは別の話ということで。見ていただければ分かると思いますが、文字や画像は当然として、カレンダーやスライドショーの機能などを埋め込むことができます。画面を遷移させるボタンやメニュー、遷移のさせ方などの指定も簡単。残念ながら日本語は通らないのですが、例えば自分のブログの最新記事を表示するブログパーツ/スプラウトなどはものの5分でできてしまいます(繰り返しますが、カッコいいデザインにできるかどうかは別にして)。
ちなみに上記のスプラウトを作成中の画面はこちら。TechCrunch でも例えられていましたが、Photoshop などのインターフェースと一緒ですね:
またお気づきになったかもしれませんが、作成したスプラウトには"SHARE"というメニューがついていて、ここから他のブログやSNS(Netvibes にまで!)に簡単に貼り付けることができます。凝った作品はまだ無理ですが、一般的なイメージのブログパーツを作って、みんなにシェアしてもらう……ということが可能。しかも配信は Sprout のサーバ側でやってくれて、さらに ChipIn の機能を埋め込めるのでパーツ経由で収入を得ることも可能!と、シンプルながら大きな可能性を感じるサービスです。
実際、いまは企業や専門知識のある個人でしか参加できなかった「ブログパーツ配信」という世界に、個人も参入することを可能にするツールではないでしょうか。例えば仲間内でイベントを開催する際に宣伝用のパーツを作り、興味を持ってくれた人にブログに貼ってもらって知名度を高める、あるいはパーツを通して募金を募るなどという使い方が可能でしょう。また外部のサービスを活用して利用状況の解析もできるそうなので、フィードバックを得てさらに効果的なパーツを作り上げることもできます。ブログがホームページ作成のハードルを一気に下げたように、こういったツールが個人ホームページの姿と、その利用方法を大きく変えていくかもしれませんね。
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