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2008/10/08

コメント

西尾香苗

こんにちは。
『マインド・ウォーズ 操作される脳』の訳者の西尾香苗です。
書評をありがとうございました。
グロスマンの著作、翻訳の際に参考にしました。『戦争における「人殺し」の心理学』 (ちくま学芸文庫)と合わせて読むとさらにおもしろいと思います。
ちなみに、各ページ下の注は西尾が作成しました(ちょっとやりすぎかな…とは自分でも思ってます)。

アキヒト

西尾さん

コメントありがとうございます!『マインド・ウォーズ』は盛りだくさんの内容で、どこを切り口にブログで紹介しようか悩んでしまったのですが……なんとか「書評」と捉えていただけて嬉しいです。

グロスマンの著作は、本書の内容ともオーバーラップしてきますよね。ちょうど続けて読んだところだったので、「いったいどちらが非人道的なんだろう?それとも両方とも非人道的、あるいは人道的なのだろうか」と考えてしまいました。

すみません、脚注については個人的感想です(笑)。翻訳にどの程度注を付けるべきか、という判断は難しいですよね。本文でも書いた通り、注のおかげで理解が進んだところも多々ありましたので、御礼申し上げます。

西尾香苗

アキヒトさん、こんばんは。

いえ、やっぱりつけすぎですね、注。でも脚注なので、読者のお好みに応じて読み飛ばしていただくこともできます。

前に訳した『超人類へ!』では脚注ではなく本文中にかっこでくくって訳注を入れてましたので、そうとう鬱陶しかったかもしれません。

『超人類へ!』は、脳科学に限らずバイオテクノロジーなどの現代科学を使った人体改造技術の現実をまとめたもので、改造上等!やっちまえ!!のノリでした。

モレノ先生は倫理学者なので、そのあたり冷静に抑制のきいた考察をしておられ、深く考えさせられます。

アキヒト

西尾さん、ご返答ありがとうございます。

『超人類へ!』は未読なのですが、『マインド・ウォーズ』を読んでいるうちに興味が湧いてきています。今度購入して読んでみたいと思いますので、読了したらまた感想を書きますね。

仰る通り、モレノ先生は冷静な考察を行っておられて、ともすればオカルトっぽい方向性に行きそうな議論をうまく抑えられているように感じました。逆にそれこそ「改造上等!!」の方が、ある意味で楽しめる方も多いかもしれませんね(笑)

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