さてさて、今年のスーパーボウル(第43回)が目前に迫ってきました。で、そうなると話題になるのがお馴染みの広告合戦。今年は経済危機の影響で売れ行きが悪いなどという報道もありますが、全米の注目が集まる広告枠であることはご存知の通りです。で、こちらもお馴染み New York Times で、過去のスーパーボウル広告の傾向が分かるページが開設されています:
■ The Super Ad Bowl: Two Decades of Players (New York Times)
1984年から2008年までのスーパーボウル広告について、企業ジャンルで分類したCM数と内容の割合、全体的な傾向の解説、そして一部のCMの動画が掲載されています。例えば上は2008年度の内容ですが、内容がユーモラスなもの、また動物が登場するものが多かったことが分かります。
そしてこちらは2000年度の内容。2000年といえば米国でドットコムバブルまっさかり、スーパーボウルでも多くのIT企業がCMを打ったことをご存知の方も多いでしょう。で、それがこのページにも現れています(実に17ものドットコム企業が広告を出したとのこと)。
というわけで、言うまでもなくスーパーボウル広告は、その時々の米国社会を反映しているわけですね。その上で気になるのが以下の記事:
■ Bloggers Not Saying Much on This Year's Super Bowl Spots (AdAge)
Blog mentions of the phrase "Super Bowl ads" appear to be running at least 20% below the rate they were at the same time last year, according to Nielsen Online's Blogpulse. So far, mentions have been confined to a peak of less than 0.4% of the more than 92 million blogs tracked this month, compared with more than 0.5% last year.
ニールセン・オンラインの調査によると、「スーパーボウル広告」について言及しているブログの数は、昨年の同時期に比べ20%減少している。今月確認された約9,200万ブログの中で、言及していたのはピーク時でも0.4%未満だった(昨年は0.5%以上)。
まぁ減ったとはいえ、約36万のブログでスーパーボウル広告が語られているわけですが……さらに Twitter 等によって「バズ」が以前より発生しやすくなっているのではないか、という説もあります。「マスメディア/ブロードキャスト+広告」モデルの王道ともいえるスーパーボウル広告、今年はどんな反響があるでしょうか。
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