猫も杓子も Twitter。ついに日本では戦国武将まで……の続きはシロクマ日報で読んでいただくとして、とにかく今や革命には欠かせないツールになった Twitter。それなら「グリーン革命」にも使ってしまおうということで、国連がこんなサイトを開設しています:
「ホーペンハーゲン」なんて単語聞いたことない、と言われるかもしれませんが、それもそのはず、この言葉は「コペンハーゲン」をもじったものです。と説明すれば気づかれた方も多いでしょう。実はこのサイト、今年の年末にコペンハーゲンで開催される「COP15(国連気候変動枠組条約第15回締約国会議)」に関連して開設されたもの。圧制者への抵抗にソーシャルメディアが使われたように、関係国により一層のCO2削減努力を促すため、人々からメッセージを集めようというのが趣旨です。
サイトはほぼトップページだけのシンプルなもの。「希望(Hope)をくれるもの」をイメージして、それを画面中央付近にある入力欄に入力すると、それと"*** gives me hope.(***は私に希望をくれる。)"という文章が組み合わさってメッセージになり、画面下部に表示されるという仕掛けです。
残念なことに、表示されたメッセージはただ流れていくだけ。それが Twitter のアカウント上に転送されて……という仕掛けまでにはなっていないようです。ただ、COP15の公式 Twitter が開設されていて、こちらをフォローするように画面右側で呼びかけが行われています。またちょっと見つけにくいのですが、画面右下には Twitter のアイコンが表示されており、ここをクリックすると Twitter のウェブサイトが表示され
I just told the world what gives me hope for a better planet. You can too @ http://cli.gs/tz6ayQ #COP15 #Hopenhagen
というメッセージが自動的に入力欄に設定されます(当然ですが自分が Twitter にアカウントを持っていれば、の話)。あとは投稿ボタンをクリックするだけで、Hopenhagen のサイトを応援できる(さらにハッシュタグがあるので Trending Topics に Hopenhagen が載ることに貢献できる)わけですね。
ということで、もう少し工夫ができたように思うのですが、いよいよ国連までもソーシャルメディアの力に気付き始めた証といったところでしょうか。12月のCOP15本番までに、もっと進化した形のキャンペーンも始まるかもしれません。
コメント