これはナイスアイデア。AR(拡張現実)技術というと、現在はゲームや広告などといった用途が主流ですが、非常に実用的な活用例が登場しました。米国の郵便局である、USPS(United States Postal Service、米国郵政公社)が立ち上げたサービスです(via Marketing VOX):
■ USPS Priority Mail - Virtual Box Simulator
グダグダ説明するより、紹介ビデオを見てもらった方が早いかもしれません。特にARモノということで、実際の姿を見てみないと便利さが分からないですしね:
サイトで提供されているUSPSのロゴマーク(ちなみにワシを象ったもの)を印刷し、それをウェブカムに写すと、実際に使われている梱包用の箱と同じサイズの「バーチャル・ボックス」が画面上に現れます。この「バーチャル・ボックス」は半透明になっているので、今から送ろうとしているモノが入るかどうか確認することが可能。箱のサイズは数種類あり、画面上で切り替えることができるので、あとはどの箱がピッタリなのか確認すればOK、と。逆に「このサイズだと少し余るから、一緒にコレも送ってあげよう」などといった感じで、箱のサイズに合わせて送るモノを調整するといった使い方も可能かもしれません。
ちなみに送料もサイト上で同時に確認できて、さらに箱のオーダーも可能とのことですから、ちゃんとその後のサービスにつながる設計がなされているようです。エンターテイメントとしてのARももちろん楽しいのですが、こうした実用的で、実サービスとうまく連動している応用例が登場してくれば、ARの普及は一層加速するのでしょうね。
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