恐竜絶滅の一因になったとも言われる、巨大隕石の衝突。それは過去の話ではなく、いまも(確率は非常に小さいとはいえ)起こりうる危機として、科学者たちによって監視が行われているわけですね。で、そんな危機を Twitter で教えてくれるアカウントが登場したとのこと:
■ Asteroid Watch (AsteroidWatch) on Twitter
NASAのJPL(ジェット推進研究所)内に Near Earth Object Office (地球近傍天体プログラム事務室)という組織が置かれているそうなのですが、そこが行っている、地球に激突する可能性のある天体の観測情報を流してくれるというアカウント。昨日立ち上がったばかりで、まだ少ししか更新が行われていないのですが、既に6,000人を超えるフォロワーが集まっています。しかもRSSでニュースを自動配信するタイプではなく、@vickangaroo というユーザーの「怖いよ……」というつぶやきに対して:
こんな心強いコメントを返してくれています:
「心配しないで。地球を見守る、優秀な天文学者たちがいるから」
詳しい話はこちらをどうぞ:
■ The Real Twitpocalypse: Asteroid Alerts Come to Twitter (Wired)
The Twitter feed, @lowflyingrocks, already uses NASA’s raw data to let you know after an asteroid has passed the Earth. But the site tells you about every rock within 0.2 astronomical units — that’s more than 18 million miles — so you get a ton of updates. @AsteroidWatch will be choosier about the near-earth objects it tells you about. Only rocks that come within a scant 750,000 miles or so of Earth will earn a Tweet.
Twitter では既に @lowflyingrocks というアカウントがあり、NASAの生データを使って小惑星が地球の近くを通過した後でお知らせを流している。しかしサイトでは0.2天文単位(約2,900万キロメートル)以内に近づく天体を対象にしているため、アップデートが膨大な量になってしまう。そこで @AsteroidWatch では、お知らせする天体を絞っている。約120万キロメートル以内に近づく天体のみが Tweet の対象となる。
「Twitter で速報を流す」というのはごく普通の話になりましたが(NASAと言えば @MarsPhoenix の例もありましたよね)、この AsteroidWatch、究極の「アラート系 Twitter」と呼べるかもしれません。いつものように何気ないつぶやきを楽しんでいたら、突然「あと1時間で隕石が激突するよ!#crisis」「なんか大変なことになってるらしい!RT @AsteroidWatch あと1時間で隕石が激突するよ!#crisis」なんてメッセージが流れてくる……なんて状況にならないと良いのですが。
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そうそう、@MarsPhoenix もJPLの関係者が更新していたのでした。誰か好きな人がいるのかもね。
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