今日は休日ネタで。先日、株式会社ホームメディアさんにお邪魔する機会があり、同社の子供向け Wii ソフト「あいうえ・おーちゃん」をご紹介いただきました。実はホームメディアさんは、ガチャピン・ムックで有名な「ひらけポンキッキ」の映像スタッフが基になって立ち上げられた会社・リトルスタジオインクの関連会社。子供向けコンテンツの制作に関してはプロの方々が揃っているわけですね。
で、あいうえ・おーちゃんですが。こちらは旺文社さんと一緒につくられたキャラクターで、ゲームと知育教材の中間のような製品、と言えば分かりやすいでしょうか。ちょうど紹介映像が YouTube にアップされていましたので、ご覧下さい:
「あいうえ・おーちゃん」は Wii ウェアで配布されるソフトで、最初のセット(おへや・いろまぜミキサー・にこにこドリル)の3つが揃って700 Wii ポイント。また追加のゲームが30本用意されていて、200~400 Wii ポイントで購入することが可能です。追加コンテンツは思考性・創造性・自然性・社会性・関係性・論理性などといったジャンル分けがされているので、自分の子供が好きな分野や、逆に伸ばしたいと思っている分野を選ぶことができるわけですね。
もちろん自分が紹介いただいている時から、面白いソフトだなと感じていたのですが。やはり子供にやってみてもらわないと真価は分からないと思い、実家で Wii とネット接続をセットアップ。娘と、ちょうど夏休みで実家に来ていた甥に実験台になってもらったところ……食いつきっぷりが違います。
正直なところ、おーちゃんはピンク一色でとらえどころのないキャラだなぁと思っていたのですが。子供達は「おーちゃん!おーちゃん!」といきなり夢中。登場するキャラクターのセリフや動きに合わせて笑ったり、自分も体を動かしたり。これが子供向けコンテンツを手がけてきた会社のノウハウなのか!?と驚かされました。いくつか追加コンテンツも買ってみたのですが、娘と甥2人ともお気に入りは基本セットに入っている「いろまぜミキサー」。いくつかの色を混ぜて1つの色をつくるというもので、「これとこれを混ぜたらどうなるかな?」「明るい色になったよ!」などと大騒ぎしながら、繰り返し繰り返し繰り返し……よく飽きないな、とこちらが音を上げてしまうほどでした。
こういう知育というか、教育ゲームという存在は他にもありますが、個人的に感じたおーちゃんの長所は2つ。それは前述の通り、過去の蓄積から「子供の喜ぶツボ」を理解した上で作られているという点と、親も一緒に参加して楽しめるという点です。特に「いろまぜミキサー」が良い例ですが、キャラクター達のコミカルな動きを見ながら、ところどころで親が口を挟んだり、逆に子供達の方から「ここはこうなるんだよ!」と親に教えてあげることができます。逆に「子供に一人遊びをさせて親の自由時間をつくる」というコンテンツではまったくないので、そういう狙いでゲームを買い与えようという方は避けた方が良いです。
またもう1つ難点を言うと、Wii リモコンを使って操作するというのはうちの子供達にはまだ難しいようでした。これはゲームというより Wii リモコンの問題なのですが、少し動かすだけで画面上のアイコンが大きく動いてしまうので、細かい操作にどうしても失敗してしまうんですね。特に娘は iPhone のタッチパネルに慣れてしまっているので、最初のうちはテレビ画面をタッチして操作しようとしてしまっていました。まぁこれも、親がそばにいて操作の手助けをしてあげれば問題はないと思います。
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で、もう1つお知らせが。「あいうえ・おーちゃん」シリーズの第2弾として、「アイウエ・オームズ」が8月25日(火)に発売されることになりました。実は一足先にこちらもプレイさせてもらったのですが、内容は推理ゲーム+論理パズル+記憶力といったところで、おーちゃんよりももう少し対象年齢が上がっています。またおーちゃんだけでなく、「シンデレラ」「はだかの王様」「長靴をはいた猫」など世界の童話にちなんだキャラも登場するので、この辺の前提が分かる年頃の方がより楽しめるかもしれません。しかしその分、より「親も参加できる」度は上がっていますよ(正直な話、僕はいくつかの問題が本気で解けませんでした)。
ということで、小さいお子さんがいらっしゃる方で、Wii をネットにつなげているという方は注目してみて下さい。また大家族なら大家族ほど楽しいと思いますよ。
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