さて、昨夜はいよいよWISH2009当日だったわけですが……
結論から言って、すごく楽しいイベントでした!
僭越ながら審査員などという立場で参加させていただいたのですが、そういった立場を一切抜きにして、非常に楽しめた「お祭り」でした。会場で参加した人の数が最終的には400名を超えていたり、Twitter で #wish09 (今回公式に指定されたハッシュタグ)が Trending Topics に入ったり、経費の関係でやむなくという措置だったはずのパン(会場でふるまわれた軽食)がやたら美味しかったり、などなど。トピックを挙げていけばきりがありません。
本題のプレゼンテーションですが、既に多くの方々が詳しいレポートを書かれているので、詳しくはそちらを読んでいただければと思います。手抜き、ではないですよ:
まだ非公開ベータ中のアプリケーションから、実運用され収益を上げているサービスまで。また学生さんが手がけているものから、世界に名だたる大企業が運営しているものまで。始まる前から分かっていたことですが、粒度も方向性もバラバラですよね。こんなのどう審査せいっちゅうんじゃい!というのが正直な感想でした。せめて「企業部門」「サービス部門」「ハード部門」のような感じで、ある程度のグルーピングはしておくべきなんじゃないかって。
しかし、会場を後にしてから考えが変わりました。仮に何らかのグルーピングを行ってしまうと、WISHが掲げる「SHARE(共有)」という概念は薄まってしまうのではないかと。例えばハードに興味がある人はハード部門の時間だけ足を運び、収益を上げるサービスに興味がある人は個人部門になったらサッサと会場を後にしてしまう……そんなイベントになってしまう可能性があるのではないでしょうか。
審査して大賞を選ぶ、という方向性はあっていいと思います。ただしそれ意外は何でもありの「ごった煮」、日産の後で百式田口さんがプレゼンするぐらいのカオス感、でいいのではないでしょうか。ただでさえ「残念」だの、「バカと暇人のもの」などと言われてしまっている日本のネット業界です。たまには肩の力を抜いて、パンの香りが充満する会場で大騒ぎをする。で、翌日からまた「来年はWISHの壇上に立つぞ!」という気持ちで頑張る。それだけでも十分なのではないかと思います。
ただ1つだけ実利的なことを言うと、技術系の方々のリクルート/就職活動の場になるかもしれないなぁと感じました。プレゼンされる方々には「~という人々を探してます!」と一言PRするチャンスが与えられているので、会場にいる人々が何らかの形でPRできる、そんな仕組みを用意しておくとさらに集客力UPかもしれません。休憩時間の間は、誰でも壇上に立って自由にプレゼンしていいとかね(制限時間や順番は希望者の間で話し合って決めてもらうということで)。
ということで、来年もこんな夏祭りに参加できることを期待しつつ。プレゼンされたみなさま、スタッフのみなさま、そしてご来場いただいたみなさま。ありがとうございました&お疲れ様でした!
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