いま(10月18日午前0時付近)Twitter を見ると、Trending Topics で"#beatcancer"(ガンをやっつけろ、といった意味)というハッシュタグが1位になっていると思います。実はこれ、eBay/Paypal と MillerCoors が後援しているキャンペーンとのこと。#beatcancer をつけたメッセージを投稿すると、メッセージ1つにつき1セントがガン撲滅活動に寄付されるのだとか。
以下のような公式サイトもできています:
■ Join Us to #BeatCancer with Social Media
おぉ、あと残り1時間ですね。ではとりあえずこの記事をアップしてしまって、後ほど追記することにしましょう。
< 追記 >
さて、もう少し詳しい情報を載せておきましょう。このキャンペーン、制限時間は24時間で、対象となった時間内に前述の"#beatcancer"というハッシュタグをつけて投稿された Twitter のメッセージ、もしくは Facebook のアップデート1つにつき1セントが(スポンサーとなっている3社から)支払われるとのこと。また「ソーシャルメディア上で最も大量にメッセージを生み出したキャンペーン」という位置付けで、ギネスブックに載ることも狙っているのだとか(この辺は賛否両論あると思いますが)。ともあれ、20万件近い投稿がなされているようですから、2,000ドル=18万円ぐらいの寄付金にはなるはず。うーん、ちょっと少ない?
おっと、見逃してました。対象になるのは"#BeatCancer"という単語を含んでいるブログポストも含まれるということですから、例えば僕のこの記事も対象になるはず。ということは、後から検索されて追加される分もあるかもしれません(ちなみに結果のモニタリングには Radian6 が無償で協力しているとのこと)。しかし eBay にミラーという大企業が後援しているのですから、1セントといわず1メッセージ1ドルぐらいでもよかったのに、なんてね。
ちなみに寄付の対象となるのは非営利組織で、以下のような団体を考えているそうです:
また The American Cancer Society から認定を受けている団体のみに寄付しますよ、という説明もなされています。
それからもう1つ見逃してました。公式サイトをスクロールしていくと、画面下部に直接寄付が行えるコーナーが現れます。ここを通じての寄付金額が、現時点で700ドルぐらい集まっているようですね。
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ハッシュタグをめぐっては、残念ながら日本でも様々なトラブルが起きてしまっていますが、それだけ Twitter を「団結」させる力があるということでしょう。もともと緩いつながりしか生まれない「たて穴」のような仕組みになっていた Twitter に、「よこ穴」を通したのがハッシュタグ。異なる価値観が衝突する場にもなれば、普段はつながりの無い人々をつなげる場にもなります。そして残念ながら、スパムが行われる場にも(今回のキャンペーンも、公式サイトのようなフォローがなければ不信感を感じる人が多かったはずです)。
だからといって、ハッシュタグを否定することはできませんし、今後も Twitter の重要な機能として残っていくことでしょう。少しでも有効活用が行われることを願います。
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