これはまたニッチな話なのですが、今後の可能性は大きいかも。最近、電子黒板(というヤツが話題になっていますが(某製作所も製品出してるよ!)、書き込んだ内容を Amazon の電子ブックリーダー"Kindle"に転送してくれるというインタラクティブ・ホワイトボードが登場しました:
■ If You Can Draw It on a Whiteboard, You Can Send It to a Kindle (GigaOM)
四の五の言うより、デモ映像を見て頂いた方が早いでしょう:
なるほど、確かに書き込まれた内容が、生徒の持つ Kindle に転送されていますね。これは Luidia という会社が提供している電子黒板ソリューションに追加された機能で、その名もずばり"Send to Kindle"という機能。Kindle は大学テキストの市場を重点領域の1つとして位置付けていますから、こうしたソリューションが出てくることは願ったりかなったりという状況でしょう。
実際、こうした「エコシステム」が形成されることによって、その中核となる電子ブックリーダーの普及はさらに加速するはずです。これを応用して、自宅の冷蔵庫にぶら下げてあるホワイトボードのメモを、家族が持つ Kindle に転送する機能なんてのも考えられるかもしれません(「帰りに牛乳買ってきて!」とかね)。ただ残念ながら、日本では例の「仕分け」でこんなことになっているわけですが……:
■ 「学校ICT活用推進事業費」廃止の標的は電子黒板!?、政府の「事業仕分け」 (asahi.com)
行政刷新会議(鳩山由紀夫首相議長)は11月11日、2010年度予算の概算要求から無駄を洗い出す「事業仕分け」で、文部科学省が計上した「学校ICT活用推進事業費」約7億円の「廃止」を決定した。
同事業費には、同省が掲げた「スクール・ニューディール構想」に基づき、緊急経済対策として2009年度補正予算で計上した「電子黒板」の活用などの利用に関する研究費や「新学習指導要領」の実施に伴う費用などが含まれていた。
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