個人的な話で恐縮ですが、怒りと悔しさで書かずにはいられません。この先、読んで楽しい気分になる文章が続く確率は0%ですので、申し訳ありませんが嫌な気分になりたくないという方はここで読むのをお止め下さい。
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以前もこのブログで書きましたが、僕の妻も Twitter を始め、フォロワーが100人を超えるぐらいにまでなってきたところでした。本人も「楽しさが分かってきた」ということで、順調に進んでいたのですが……今日の夜、脅迫状めいたDMを数通受信。不気味なので、アカウントごと削除するという結果になってしまいました。個人的には徹底抗戦したかったのですが、妻は非IT系の一般人で、僕のように短気でもないので「大事にしたくない」という結論に。
ご存知のように、Twitter のDMは自分をフォローしている相手にしか送れません。そこで妻に脅迫文を送った相手は何をしたかというと、わざわざ捨てアカウントを取って普通のユーザーを装い、妻からフォローされたタイミングでDMを送付。妻がアカウント削除したのに気づいたのか、その後、相手もその捨てアカウントを削除したようです。
確かに「Twitter は嫌な相手をフォローしなければ良い」のですが、今回のように、そもそも相手が不快感を与えることを目的とした偽装アカウントを設置していた場合、ブロックするのは容易ではありません。たとえそのアカウントをブロックしたとしても、また別のアカウントを設置すれば良いわけですし、完全に防ごうとしたら「現実の知り合いしかフォローしない」というポリシーで使うしかないでしょう。しかしそうなれば、ネットワークを広げるという Twitter の楽しさは失われてしまうことになります(もちろん知人だけをフォローする、非公開で運用するというのでも Twitter にはメリットがあると思いますが)。
これがブログなら、アクセスログから相手の素性をある程度掴んで、相手が使っているプロバイダや所属団体に対応を求めるということが可能です(実際、僕もあまりに酷いコメントやトラックバックを打ってくる相手には、この対応を取ったことがあります)。しかし Twitter の場合は、当然ながらそんなことはできません。今回の一件、日本の Twitter 運営側にも相談しようかと考えているのですが……恐らく個別の対応は難しいでしょう。さらにこれから日本でもユーザーが増え、おかしなことをする連中も増えてくれば、こういったケースが次々に出てくるはず。万が一、今回犯人の特定に至ったとしても、そんな事は何回も繰り返せないはずです。
では泣き寝入りでいいのか。もちろんそんなことはないでしょう。繰り返しますが、個人的には今回のようなことをした人間のクズを白日の下に引きずり出したい気分でいっぱいです。しかしそれが実現する可能性が低いことも事実。ならばせめて、こういった事件があったことを皆さんに知っていただいて、紛争解決システムができないまでも自衛策を取る方が増えてくれれば幸いです。なるべく素性の知らない相手はフォローしないように。
……それから犯人へ。あなたは一人のアカウントを抹殺して満足しているかもしれないけれど、こそこそ隠れて不快な言葉しか言えないような人間ができるのは、せいぜいその程度だよ。僕のアカウントは @akihito なので、罵りたかったら捨てアカウントでいつでもどうぞ。
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