EV(電気自動車)の充電を充電スタンドで行うのではなく、充電が完了した蓄電池をステーションに用意・蓄電池ごと交換してしまえば時間短縮になるしバッテリー保有のリスク・コストを負うこともない――そんなモデルを具体化しているのが、ご存知ベタープレイス社ですが、この「ベタープレイス・モデル」とでも呼ぶべきアイデアを蓄電池全般で実現してはどうかという会社が存在しているそうです:
■ EGG Energy: The Netflix of Batteries for the Developing World (Earth2tech)
タンザニアで活動している EGG-energy (公式 Twitter アカウント)という会社がそれ。MITとハーバード大学の関係者らによって2008年6月にスタートしたそうで、同国で電力へのアクセスを持たない人々のために、通信で言えば「ラストワンマイル」的なサービスを提供しています。
仕組みはこんな感じ。契約すると顧客には EGG-energy のバッテリー(自動車のバッテリーよりも小さいサイズとのこと)が貸与されます。電気が切れたら、同社の充電ステーションにバッテリーを持ち込み充電を開始。しばらく買い物などをして時間をつぶし、充電完了したら再び自宅に持ち帰って使用すると(ベタープレイスのように、あらかじめ充電したバッテリーを用意しておくとは限らないようです)。顧客は EGG-energy に対し、27ドルの年間使用料と、40セントの電池交換料(交換1回毎に発生)を支払うことで、サービスの利用が可能になります。
面白いのはこのモデルを採用した方が、電力供給の点でコストが削減されたり、化石燃料を使うランプが少なくなることでCO2削減に役立ったりという試算があること。単に電力の「ラストワンマイル」になるというだけでなく、新たな価値をもたらす可能性を秘めているようです。
このアイデア、配電網が整備された日本では当然ながらお呼びではないのですが、これから再生可能エネルギーによる不安定な発電が増加することによって、バッテリーの出番が増える可能性は高くなっています。まだ比較的高価で、消耗というリスクがあり、充電時間という問題も残されているバッテリーを有効活用するためには、「ベタープレイス型」のモデルも何らかのヒントになるのではないでしょうか。
1、蓄電池の 電池密度の向上により 電池で配る
電気は、最も有効な 電気使用法になるね
2、バッテリーへ充電する 親電源バッテリーへの
充電が、すべて太陽光発電による充電で賄える
様になれば 未来は明るい、楽しみだねー
3、二次電池メーカー各社で 電池密度の競争をし て、随時 公表してほしいな・・・
投稿情報: 高田 光弘 | 2010/02/24 11:40