「ARで社会問題を訴える」というアイデアは以前にもありましたが、これもその流れの1つと言えるでしょうか。モスクワでWWFが行った、ARを使ってシベリアトラの保護を訴えるキャンペーンです:
印象的なトラのイラストが描かれたTシャツを着てモニタの前に立つと、そこに写し出された自分の姿に銃弾が撃ち込まれ、画面が血で染まる……というインパクト大な仕掛け。当然ながらこの視覚効果がARで表現されているわけですね。よく見ると、Tシャツの下の方に小さなARマーカーがあるのが分かります。
実際には仕掛けをまったく教えずに「Tシャツを着てもらう>モニタの前に立ってもらう」の流れをつくり出すのは難しいと思いますが、何が起きるか知らないで突然この映像を見せられたら確かにインパクトがあるでしょう。Tシャツ自体、普通に着ていてもおかしくないデザインというのも重要かも。
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