これもある意味でAR(拡張現実)的な存在と言えるかも?銀行口座のデータと連動して、様々な動きを行うというお財布がMITメディアラボで開発されたそうです(via Nudge Blog):
サブタイトルとして"Financial sixth sense"(お金に関する第六感)という一言が添えられているのですが、まさに第六感的に、持っているだけで銀行口座の状態まで教えてくれるというのがこの財布。3つのバージョンがあるのですが、百聞は一見にしかずということで、実際の映像を見てもらった方が早いかもしれません:
Proverbial Wallets from John Kestner on Vimeo.
ということで、
- 銀行口座の取引が行われると音で教えてくれる"Bumblebee"(ハチ)
- 残高が少なくなると開きにくくなる"Mother Bear"(母グマ)
- 残高の状態を大きさで教えてくれる"Peacock"(クジャク)
の3種類。もちろん商品化はされていませんが、技術的にはまったく難しいものではないですし、すぐにでも使ってみたいかも。
映像の中でも語られていましたが、この財布は「デジタル化/バーチャル化してしまったお金(を持っている状態)というものを、財布の世界に引き戻す」というコンセプトで作られているわけですね。確かに財布1つで「全財産」というものが表現できるのならば、ついつい無駄遣いしてしまうということを防げるかもしれません。またアナログで、フィジカルな存在に情報を集約することで、気軽に使ってもらいやすいという効果も期待できるでしょう。
ということで、デジタル化/バーチャル化してしまったものを、再び元の容器に収めてみるというこの「現実拡張」なアイデア。他にも応用可能かもしれません。
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