POLAR BEAR BLOG

ブログ増えました。

4月から正式オープンとなるSNSサイト、「ITmedia エグゼクティブ」でもブログを書くことになりました。スタートするのは次の2つ：

• シロクマ観察日記
• ユニーク・ビジネス

実は3月からプレオープンしていたので、既に何本か記事が入っています。Polar Bear Blog ともども、どうぞよろしくお願い致します。

「ところで、ITmedia エグゼクティブって何？」

ごもっともです。実はオルタナティブ・ブログでお世話になっている ITmedia さんが始めるSNSで、その名の通り「エグゼクティブ」を対象としたコミュニティを作ることを狙っています（※そのため「上場企業および上場企業相当の上級職」という入会資格が設けられています）。詳しい紹介ページはこちら：

■ ITmedia エンタープライズ：企業の明日を変えるエグゼクティブ・コミュニティー：「ITmedia エグゼクティブ」4月スタート！！

ただしSNSと言ってもブログベースで構築されているので、「シロクマ観察日記」「ユニーク・ビジネス」の両方とも見かけ上はブログとして、ログインなしで閲覧することができます（※アクセス制御は個々のブログで異なるので、他ユーザーのコンテンツの中には閲覧にもログインが必要なものがあります）。コメントだけは ITmedia エグゼクティブ会員限定になりますので、記事の内容にご意見がある場合には、申し訳ないのですがトラックバックにてお願い致します。

ちなみに「シロクマ観察日記」はごくごくゆるーい内容。mixi 日記と同じレベルぐらいにするつもりです。「ユニーク・ビジネス」の方はちょっと長めの記事で、面白い事業を見つけてきて皆でパクろう参考にしよう！というもの。こちらはコミュニティとして展開しますので、ITmedia エグゼクティブ会員になられた方は、ぜひコミュニティ登録の方もよろしくお願い致します。

匿名ソーシャルメディア

Mixi や ブログの例を出すまでもなく、WEB上における匿名での情報は是か非か？なんて議論が続いているわけですが、海外で「身分を隠して本当のことを言い合おう！」というサイトが登場したそうです：

■ Do You Have A Hidden Life? (Blog Herald)

紹介されているのは、その名も"Hidden Lives"（隠された生活）というサービス。ブログのような、SNSのようなサービスなのですが、Blog Herald の記事に倣って「ソーシャルメディア」と表記してみました。アカウントを取得してログインすると、「私の人生が変わった瞬間は……」「鏡を覗くと見えるものは……」「最後に泣いた時は……」などの「お題」がランダムに出題され、それに対してコメントを書いていくようになっています。書かれたコメントは、トップページにモザイクのように表示されます（ちなみに簡単な絞込みとソーティングも可能）：

1つ1つのイメージが投稿されたコメントを示していて、カーソルを合わせると画面上部に「お題」（この場合だと「私の最も辛かった時代は……」）が、ポップアップでそのユーザーのプロフィールが表示されます。ここでクリックすると、投稿されたコメントが読めるという仕組み。さらに個々のコメントには投票もできるようになっていて、得票数は「～人のユーザーが自分をさらけ出したことに『ありがとう』と言っています」のように表示されます。

この得票数の表示方法からも分かる通り、Hidden Lives は「匿名で自分をさらけ出すこと」がテーマとなっています。ユーザー登録の際、実名の登録は求められず、登録できるのは住んでいる国と町、生年月日（※表示されるのは自動計算された年齢だけ）のみ。もちろん実名をニックネームにしてもいいのですが、"About"ページではこのように解説されています：

Everyone leads two lives.

An 'outer' life filled with day-to-day activities and to do's. Jobs, routines, meals, meetings, bills, discussions about the weather.

And then there is the 'inner' life. The things that you think but seldom say.

Hidden Lives is a space to reflect on your innermost thoughts, dreams, hopes, fears and imaginings. Pause, let your soul drift, listen and then reveal your hidden life to the world.

誰にでも2つの顔があります。

「表」の生活にはやることがいっぱい -- 仕事、習慣、食事、会議、支払、天気の心配。

そして「裏」の生活にあるのは、考えているけれど、なかなか言い出せないこと。

Hidden Lives は心の奥底にある考えや、夢、希望、恐れ、空想を映すための場所。ちょっと休憩して、心を解放し、あなたの隠された生活を世界にさらけ出しましょう。

あえて実名が隠せる場を提供することで、本心の情報発信を促しているわけですね。日本にも「はてな匿名ダイヤリー」があって、けっこう奥深いエントリが数多くありますが、「匿名だと無責任で、いいかげんな情報発信しか行われない」という人々は、こうしたサービスに触れてみるべきではないでしょうか。問題は匿名か否かではなく、真剣な発言がどうすれば引き出せて、拾い上げられるかを議論すべきだということが分かると思います。

ブログアイデア：メタリスト

またまた続けて軽いネタで。「○○するための○ヶ条」「××しないための×つのルール」のように、何かに関するアドバイスを箇条書き形式でまとめたエントリはアクセスが伸びる……という経験則についてはどっかで書いた気がするのですが、それを極めたエントリを発見。なんと、「『プログラミングに関する10ヶ条』のベスト6」だそうです：

■ Top 6 List of Programming Top 10 Lists (Coding Horror)

リストのリスト、なので「メタリスト」と呼べるでしょうか。とにかく、プログラミングに関するアドバイス集を集めたエントリです。10ヶ条が６つ集められているので、10×6で60個のアドバイスが。こうなるともう、どのアドバイスから実践すればいいか逆に分からなくなると思うのですが……。

しかし「まとめサイト」が役立つことって意外と多いですし、こういう「リストのリスト」というエントリがあってもいいのかも。ブログのネタが無いけど時間はある、という方は、過去に役立ったライフハック系エントリのベスト○○を選んでみても面白いのでは。

せっかくなので、上記の"Top 6 List of Programming Top 10 Lists"、軽く訳しておきます。我ながらヒマな奴だ：

1. Jerry Weinberg: The 10 Commandments of Egoless Programming　（身勝手なプログラムを書かないための10ヶ条）

1. 自分も間違えることがある、ということを理解して受け入れること
2. 君のプログラムは君自身ではない
3. いくら何かに詳しくなっても、君以上に詳しい人が常に存在している
4. 他人と相談せずにリライトしないこと
5. 君より知識がない人でも、敬意を持って、忍耐強く接すること
6. この世で変化しないものは、「変化」だけだ
7. 権威を生むのは肩書きではなく、知識だ
8. 信念のために戦え、しかし敗北はいさぎよく受け入れよ
9. 他人と積極的にコミュニケーションせよ
10. 責めるなら人ではなくコードを -- 優しく接するならコードではなく人に

2. Dare Obasanjo: Top 10 Signs Your Software Project is Doomed　（ソフト開発プロジェクトの破綻を示す10コの兆候）

1. 最初のバージョンに多くを求めすぎる
2. 出たばかりの技術に大きく依存している
3. 社内の他プロジェクト（特に利益率が高いか有力者に支持されているもの）と競合している
4. 人が足りない
5. 「複雑な問題には複雑な解決策が必要だ」という言葉がまかり通っている
6. スケジュール遅延の責任のなすり合いが起きている
7. スコープが拡散している
8. セカンドバージョンで多くのことを実現しようとしている
9. 市場参入戦略がない
10. どうやって解決すればいいか分からない問題に取り組んでいる

3. Omar Shahine: Top 10 Tips for Working at Microsoft (or Anywhere Else)　（マイクロソフト、もしくはどこか別の会社で働くための10ヶ条）

1. 手法があるからといって、考えなくてよいというわけではない
2. オフィスの外に行こう
3. 君の顧客が使う製品を、君も使ってみよう
4. 「壊れている」と文句を言うよりも、それを直す努力をしよう
5. 困難な問題は易しくしてみよう -- 易しい問題を難しくしないように
6. 仕事に適したコミュニケーションツールを選ぼう
7. 間違える方法を学ぼう
8. 何事もシンプルに
9. 常に付加価値を生もう
10. 他人の製品も使おう

4. Michael McDonough: The Top 10 Things They Never Taught Me in Design School　（デザインスクールで教えてくれなかった10のこと）

1. 才能が成功に占めるのは3分の1だけだ
2. どんなにクリエイティブな職業でも、仕事の95%はくだらない内容だ
3. 何もかもが重要だというなら、何も重要でないというのと一緒だ
4. 問題を考えすぎるな
5. 知っていることから始めよ -- そして未知のものを無くすようにせよ
6. ゴールを忘れるな
7. 「重り」を捨てると、バランスを崩す
8. 地獄への道は、善意でできている -- 良い行いだから問題はない、ということはあり得ない
9. すべては成果物に現れる
10. すべての人々を大切にせよ

5. Andres Taylor: Top 10 Things Ten Years of Professional Software Development Has Taught Me　（10年間のソフトウェア開発から学んだ10のこと）

1. オブジェクト指向は君が思うより難しい
2. ソフト開発で難しいのは、コミュニケーションだ
3. 「ノー」と言えるようになろう
4. 何もかもが重要だというなら、何も重要でないというのと一緒だ
5. 問題を考え過ぎるな
6. 何かに深く取り組んでみよう、しかし足止めを食らうことのないように
7. 他人がソフト開発上で果たしている役割について学べ
8. 同僚は最高の教師だ
9. 動くソフトを作ってなんぼ
10. 中には最低の奴もいる

6. Steve Yegge: 10 Great Books　（偉大な10冊）

1. 達人プログラマー
2. Refactoring: Improving the Design of Existing Code
3. オブジェクト指向における再利用のためのデザインパターン
4. Javaスレッドプログラミング
5. 詳説 正規表現
6. The Algorithm Design Manual
7. プログラミング言語C
8. The Little Schemer
9. コンパイラ―原理・技法・ツール〈1〉/コンパイラ―原理・技法・ツール〈2〉
10. WikiWikiWeb

※邦訳されているとおぼしきものについては日本語版を掲載しましたが、詳しくは元記事をご確認下さい。

ブログ読者からのお願い

1. 今日はやらなくちゃいけない事がいっぱいあるんだ。君のブログを購読してるのは、面白くて、ためになって、刺激されるからなんだよ。頼むからつまんない記事や役に立たない記事、平凡な記事で僕の時間を無駄にしないでくれ。何もネタがないなら、書かない方がマシだよ。
2. 君の記事が面白くて、刺激的で、ためになるのは、テーマから脱線しないで書いたときだけだよ。
3. 大げさなことを言って、僕をガッカリさせないでくれ。だってさっき言ったように、今日はやることがたくさんあるんだ。ブログを読める時間があまり無いんだよ。
4. あ、新米ブロガーがいるぞ。奴らは自分のサイトにいろんなものを付けてるのに、自己紹介ページがお粗末で、広告でいっぱいなんだよなぁ。
5. 上手くアフィリエイトリンクを踏ませようとしたって、そうはいかないぞ。「これはアフィリエイトです」って書かずにアフィリエイトを貼ったら、もうブログを読んでやらないからな。
6. 他のブロガーから非難されたら（どこかからサイトのデザインを盗んだとか）、正直になって謝った方がいい。悪人を好きになる人なんて、世界中のどこにもいないのだから。
7. 役立つコメントを付けてやろうとしてるのに、あちこちジャンプさせないでくれ。コメントするのがイヤになってくる。
8. 抽象的ではなく、具体的な議論をさせてくれ。サンプルを出してくれれば、理解も進むし、君の言うことを信じられるだろうから。
9. 偉そうな口を利くな。「～すべきだ」なんて言葉は気をつけて使った方がいい。僕より君の方が物知りだなんて、どうしてそう思うんだ？
10. ブログで文句を言うなんてカッコ悪い。誰かを非難したきゃ、別の方法がある。あれこれ騒ぎ立てると、非難する相手じゃなくて君の方が悪く思えてくるよ。
11. 知らないことを知っているように振舞うのはやめた方がいいよ。
12. パッと見てRSSフィードやメール購読フォームが見つからないと、このブロガーはその辺を大切にしてないんだなって思って、それ以上探さないよ。

いきなり何かと思われたかもしれませんが、I Help You Blog というブログにあった"Open Letter To Blogger From Your Reader"（あなたのブログ読者からの公開書簡）というエントリ。「仰る通り」というものもあれば、「そんなこと言われる筋合いはない」というものもありますね。自分のブログを読んでくれている人から本当にこんなメールが来たら、どう思うだろ。

まあ"I Help You Blog"というブログタイトルからも分かる通り、このエントリの目的は「ブログでやってはいけないこと」を示すことなわけですが。ちょっと引っかかったのは(1)～(3)。果たして「つまらないエントリを書くこと」は「購読してくれている人々の時間をムダにする悪しき行為」なのでしょうか、それとも「そんなの読み手の側で取捨選択すべき」なのでしょうか？

個人的には、その中間かなと思います。ブログは良くも悪くも情報＜発信＞なわけで、＜受信＞側の都合というものをある程度考えるべきでしょう。しかし記事のクオリティや読み手がどう感じるかはコントロールし切れるものではなく、「つまんない記事だなぁ」と思われてしまうのは避けられないところです。それを恐れて情報発信しなくなっては本末転倒ですし、ブログ読者にとってももったいない話でしょう（もしかしたら発信されなかった情報に「玉」が含まれているのかもしれないのですから）。

最近なんとなくですが、ブログはRSSを購読して読むよりも、ソーシャルブックマークなどで注目を集めている記事を拾って読む方がいいのかなと思うようになりました。「つまらない」「面白い」という話ではなく、本当に自分に役立つ情報をコンスタントに提供し続けてくれているブログというのはごくわずかで、そういったものはRSSリーダーに登録して定期的に読んだ方がいいでしょう。しかしそれ以外のブログについては、RSSリーダーで読むよりも「はてブで話題になっている->アクセスする->自分のRSSリーダーに登録済みのブログだと気づく」というパターンで読むことが多く、ある意味その方が効率的なように感じています。RSSリーダー不要論、と言うと極端ですが、やはり何かしらの方法で「役立つ記事を取捨選択してくれる機能」がないと、RSSリーダーは使いづらいままだと思います。特にフィードを何百（？）も登録するようなヘビーユーザーにとっては（逆にヘビーユーザーはその辺工夫してるだろ、って言われそうだけど）。

「公開書簡」の話からちょっと脱線しましたが……要は記事のクオリティについてはあまり気にせず、思ったことを書けばいいのかなと。極端な話だと批判されてしまうかもしれませんが、書いた記事の中から面白いもの・役立つものを選ぶ作業は読み手、あるいはWEBサービスにお任せしますよという態度でもかまわないのかな、と思います。というわけで Polar Bear Blog をご覧の皆さま、申し訳ありませんがつまらない記事はすっとばしてお読み下さい（いや、もちろん面白い記事になるように努力しているので、なるべく読んでもらえると嬉しいのですが……）。

ブログの終了宣言

始まりがあれば終わりがある。ブログだって、始めればいつか終わるもの……それは仕方がないとして、ブログはきちんと「閉じる」べきなのでしょうか？

ブログが「終わる理由」を考えてみると、以下のようなものがあると思います：

1. 身体的に、ブロガーがブログを書けない状態になる（病気や事故、死去など）
2. 精神的に、ブロガーがブログを書けない状態になる（脅迫される、炎上してショックを受けるなど）
3. サーバーが壊れる/ASPサービスが終了する
4. ネタがなくなる
5. 時間がなくなる
6. 何らかの目的を達成する
7. 活動が別の場（別のブログやメディア等）に移る
8. （ブログの）テーマに興味を失う

1～3のケースは「外部要因」による終了で、これは何の連絡もなしに終わってしまっても仕方ないでしょう。しかし4以下のケースでは、「もう終わりますよ」という宣言をしようと思えばできるはずです。こんな時、終了宣言を出すべきなのでしょうか。

いや、このブログが終わりますよということではないのですが。最近いくつか、自分のRSSリーダーの中でずっと更新されていないブログがあるのを見つけたので。ブログを書く/書かないは当然ブロガーの自由で、終了宣言を出す必要はまったくないのですが、RSSを登録している人のことを考えたらキチンと断りをいれる方が丁寧なのかなとふと考えただけです。

これまで最初から期間限定だったものを除いて、「終了宣言」を出して終わったブログってご存知ですか？また「終了宣言」って出す必要があると思いますか？ついでにキレイな「ブログの終わり方」というものをご存知でしたら、教えて欲しいと思います（重ねて言いますが、Polar Bear Blog が終わるわけではありませんよ……）。

最も影響力のあるブロガーは？

雑誌"PC World"が「ウェブ上にいる50人の最重要人物」というエントリを発表しています：

■ The 50 Most Important People on the Web （PC World)

「タイム誌が何を言ったか知らないが、『あなた』はウェブ上で最も影響力のある人物ではない」という皮肉から始まるこの記事、独自の判断でベスト50（62名）を選出しています。解説抜きでランキングだけ並べるとこんな感じ：

1. Eric Schmidt, Larry Page, and Sergey Brin (Executives, Google)
2. Steve Jobs (CEO, Apple)
3. Bram Cohen (Cofounder, BitTorrent)
4. Mike Morhaime (President, Blizzard Entertainment)
5. Jimmy Wales (Founder, Wikipedia)
6. John Doerr (Venture capitalist, Kleiner, Perkins, Caulfield & Byers)
7. Craig Newmark (Founder, Craigslist)
8. Peter Levinsohn (President, Fox Interactive Media)
9. Marissa Mayer (Vice president for search products & user experience, Google)
10. Chad Hurley and Steve Chen (Founders, YouTube)
11. Kevin J. Martin (Chairman, Federal Communications Commission)
12. Brad Templeton (Chairman of the board, Electronic Frontier Foundation)
13. Henry Chon (CEO, Cyworld)
14. Shana Fisher (Senior vice president for strategy and M&A, IAC/InterActiveCorp)
15. Niklas Zennstrom and Janus Friis (Founders, Skype and KaZaA)
16. Matt Mullenweg (Developer, WordPress blogging site and software)
17. Philip Rosedale (CEO, Linden Lab)
18. Jon Lech Johansen (Creator, DeCSS decryption program)
19. Jerry Yang, David Filo, and Terry Semel (Executives, Yahoo)
20. Jack Ma (COO, Alibaba.com)
21. Brewster Kahle (Director, Internet Archive)
22. Ray Ozzie (Chief software architect, Microsoft)
23. Markos Moulitsas Zuniga (Blogger, Daily Kos)
24. Jeff Bezos (CEO, Amazon)
25. Robert Scoble (Vice president of media development, PodTech.net)
26. John Battelle (Entrepreneur and chairman, Federated Media Publishing)
27. Lawrence Lessig (CEO, Creative Commons)
28. Meg Whitman (CEO, eBay)
29. Ron Wyden (U.S. Senator, Oregon)
30. Michael Arrington (Blogger/publisher, TechCrunch)
31. Bruce Schneier (Cryptographer)
32. Kevin Rose (Founder, Digg)
33. David Farber (Founder, Interesting-People.org)
34. John Hinderaker, Scott Johnson, and Paul Mirengoff (Authors, PowerLine)
35. Vinton G. Cerf (Chairman, ICANN Board of Directors, and vice president and chief Internet evangelist, Google)
36. Tim O'Reilly (Founder and CEO, O'Reilly Media)
37. Drew Curtis (Founder, Fark.com)
38. Gabe Rivera (Creator, Techmeme)
39. Dave Winer (Blogger and author of RSS 2.0)
40. Mike Schroepfer (Vice president of engineering, Mozilla)
41. Perez Hilton (Hollywood blogger)
42. Paul Graham, Trevor Blackwell, Robert Morris, and Jessica Livingston (Founders, Y Combinator)
43. Mikko H. Hypponen (Director of antivirus research, F-Secure)
44. Rob Malda (Founder, Slashdot.org)
45. Nick Denton (Founder, Gawker Media)
46. Sir Tim Berners-Lee (Director, World Wide Web Consortium)
47. Leo Laporte (Creator, This Week in Tech (TWiT) podcast)
48. Mohammed and Omar Fadhil (Blogging voice of Iraq)
49. Jesse James Garrett (President, Adaptive Path)
50. Tila Tequila (MySpace Personality)

とまあ錚々たる人物が勢揃い、というより予想通りといったところでしょうか。30位に TechCrunch の Michael Arrington がいるなーと思ってたら、Daily Blog Tips の記事で上記のランキングの中からブロガーを抜き出してくれていました：

16. Matt Mullenweg (the man behind Wordpress)
23. Markos Moulitsas (Daily Kos)
25. Robert Scoble (Scobleizer)
26. John Battelle (SearchBlog)
30. Michael Arrington (TechCrunch)
39. Dave Winer (one of the first bloggers ever, writes Scripting News)
41. Mario Lavandeira (Perez Hilton)

こちらは意外に少ないかな、という印象（見落としがある可能性も高いですが）。もうちょっと多いと思ったのですが、有名企業の創業者・CEOクラスが数を多く含まれていますので、意外にこのぐらいなのかもしれませんね。日本で「最も影響力のあるネット有名人」を選ぶとしたら、その中にブロガーはどれくらい含まれるのでしょうか？

< 追記 >

あ、27位の Lawrence Lessig 氏は lessig blog がありましたね。それから48位の"Mohammed and Omar Fadhil"の2名もブログ "Iraq the Model"を書いていると紹介されてるし。やっぱり Daily Blog Tips で見落とされてるのも多いのかも。

購読解除される34の理由

今日はなんか小ネタが続いてしまいましたが、この際ついでに。Problogger で「ブログが購読解除されてしまう34の理由」というエントリがありました。要は「ブログべからず集」といったところなので、自分用にメモ：

■ 34 Reasons Why Readers Unsubscribe from Your Blog (Problogger)

「どうして（いったん登録した）RSSフィードを登録解除するの？」というエントリに寄せられた109のコメント（現在はそれ以上のコメントが付いています）を解析したもの。このポイントは「いったん興味を持ってくれた人がなぜ離れていくのか」というところですよね。109じゃ母数が少ないだろ、というツッコミはさておき、さっそく結果はというと：

1. エントリが多すぎる（エントリ数が常識はずれ） … 37票
2. エントリが少なすぎる（死んだも同然） … 29票
3. 全文フィードではない … 25票
4. ブログのテーマがずれてきた（テーマと関係のないエントリが多すぎ） … 23票
5. 他で見たような内容のエントリが多すぎる … 19票
6. 内容がつまらない … 16票
7. 内容が無関係（※4.との違いは不明） … 13票
8. 自己アピールの内容が多すぎ … 11票
9. 内容が低すぎ … 11票
10. 長いエントリが多すぎ … 10票
11. 内容がネガティブ … 7票
12. フィードにエラーがある … 7票
13. 内容が攻撃的/個人攻撃/差別的 … 6票
14. アフィリブログ（売り込みが多すぎ） … 6票
15. タイトルから内容が想像できない … 5票
16. 構成が貧弱 ･･･ 5票
17. 自分の興味が変わった … 5票
18. 役立つ内容でなくなった … 4票
19. リンクが多すぎて内容に乏しい … 4票
20. 広告である … 3票
21. （文体やフォーカスが）一貫していない … 2票
22. 文法の間違いが多い … 2票
23. 他のブログの方が内容が良かった … 2票
24. フォーカスを絞りすぎ … 1票
25. トピックに繰り返しが多い … 1票
26. ブロガーが厚かましい … 1票
27. ブロガーがコメントに反応しない … 1票
28. フィードに画像が含まれていない … 1票
29. 内容に自信や自分の意見がない … 1票
30. ブロガーとしての自覚がない … 1票
31. エントリの最後に追記などのムダが多い … 1票
32. 読者を見くびっている … 1票
33. 引用が多い … 1票
34. ブロガーが交代した … 1票

仰る通りで耳が痛い、というものもあれば、そんな理由で？というのもありますね（登録する前に分かるでしょ、っていうのも…）。エントリが多すぎても、少なすぎてもダメで、1つのエントリが長すぎても短すぎても（内容が無さすぎだと）ダメ。さらにオリジナリティがあって、同じ分野の他のブログと競わなければならない……個人日記は別として、「読んでもらえるブログ」を書くのは大変なんだなぁと改めて思います。

個人的にハッとしたのは、11番の「内容がネガティブ」と13番の「内容が攻撃的」。最近気付くとネガティブなエントリをしてしまっている自分がいて、後悔することしきり。いや、文章っていうのはその時の心情や心境が如実に現れてしまうんだなぁと身にしみて思います。もっと建設的な意見が書けるように、まだまだ成長しなければいけませんね。

ドリコムブログの炎上に思う。

遅ればせながらドリコムブログの広告騒ぎについて、勝手なコメント。僕はドリコムブログを使ったことがないので、まったくの部外者なのですが（ただ某ブログがドリコムのシステムで構築されていて、その対応の悪さを感じた経験はあります）。

とりあえず、以下のような現状だと認識しています（参考：mediologic.com さんのエントリ）：

• 無料ブログホスティングサービス「ドリコムブログ」にて、必ず表示される広告の位置が「左サイドバー」から「記事末尾」に変更される（※コメントを読むと、特定のコードを埋め込むことで広告を消せるらしい）。
• ユーザーへのお知らせはこの記事で行われ、事前の告知は無かった。
• ところが記事の枠線内に広告が掲載されたために、あたかも広告が記事の一部のように感じられることに。
• ユーザーが反発、抗議するも、運営側は「元の場所には戻せないのでこのまま運営する」と発表。
• さらに管理画面にも広告が表示されるようになった模様（この記事のコメント欄参照）。
• 一部ユーザーはFC2など他サービスへの引越しを開始。

このように把握したうえで（※誤りがあったらご指摘下さい）、ちょっと感じたことを。

基本的に営利目的の無料サービスなので、運営側が自由に仕組みを変えられて当然だと思うのですが、ユーザーにとって自分のブログは「我が家」のようなものです。少しずつ手を掛けて、使い勝手を良くして、みんなに来てもらえるように住所（URL）をお知らせして……しかも長く使っていれば様々な「跡」や思い出が蓄積される。仮に大規模な自然災害に見舞われたとしても、精神的・物理的な理由から簡単には引越しできません。だから運営側は何をしても良い、ではなくて、ユーザーの心理に十分配慮しないと、ちょっとした行為が彼らを深く傷つける結果となるでしょう。

そもそも WEB2.0 時代のWEBビジネスでは、「コミュニティをつくること」が最優先されるべき点の1つなはずで。ユーザーに満足してもらうことが、収益を上げることよりも優先される（というよりユーザーの満足から収益が生まれる）と認識すべきでしょう。WEB2.0 企業の代表として取り上げられることの多いドリコムがこんなミスを犯してしまうのは、いったいどうしてなんだろうなぁと不思議に感じています。ちょっと考えれば分かりそうなのに……。

少なくとも、事前にユーザーに相談したり、理解を求めるという発想は無かったのでしょうか。「サービスは提供する側のもの」「ユーザーはそれを消費するだけの存在」という意識がどこかに残っていたのかな、と思います。運営者とユーザーがフラットな関係でつながり、一緒にサービスを育てていくようなコミュニティをつくるというのは、言うは易し・行うは難しということなのでしょう。

ずっと昔『eBayオークション戦略』という本を読んで、eBay がコミュニティの創造をどれだけ重視し、どのような努力を行ったかを知って驚かされた経験があります（昔と言ってもたった5年程度なのに、すごい環境の変化だ）。帰ったら本棚から引っ張り出して、久しぶりに読んでみよっと。

ニューヨークのアルファブロガー -- 稼ぎはいくら？

今日はブログを更新せずに寝てしまおうと思っていたのですが、面白い話があったので。Bad Language の記事で紹介されていたのですが、ニューヨーク市在住（？）のブロガーで最もアクセスを集めている人々約130名を集めた"Blogger Summit"なるイベントが先月開催されたのだとか。その場で「ブログでいくら稼いでるの？」というアンケートを実施したところ、このような結果になったそうです：

■ More On How Much Bloggers Make (The Write Spot)

結果はこちら：

• 月$1,000以上 --- 17%
• 月$200-500 --- 14%
• 月$100（※$100-200の意味？） --- 4%
• 月$100以下 --- 14%
• ゼロ　--- 51%

"The top 130 NYC bloggers"といえども、半数はブログからの稼ぎがゼロなのだとか。別に稼ぐことがブログの目的ではないですし、「ブロガー＝アフィリエイター」でもないのですが、「読まれるブログ＝稼ぐブログ」ではないということを示しているのかも。

ちなみに Polar Bear Blog はアマゾンから月々1,000円、Google から月々$10程度の収入といったところです。まあ"Top NYC Blogger"とは比較にならない存在ですが……。

xfy Blog Editor をインストールしてみた。

遅ればせながら、ジャストシステムの xfy Blog Editor をインストールしてみました。いま使っているブログエディタ"Windows Live Writer"から乗り換えるかどうかは、ちょっと様子を見てみてというところでしょうか。

とりあえずちょっとだけ触って感じたことは、機能過多ぎみといったところでしょうか。色々な機能があることは楽しいのですが、「とりあえず文を書きたい！」という人にとっては、Live Writer の方がシンプルで適しているかも（あくまでも比較的、ですが）。もちろん xfy Blog Editor は「単なるブログエディタではない」という位置付けだと思うので、「こんな付加価値があるよ」というのがどこまで浸透するかがカギなのかも。

ともあれ、これから Live Writer と併用して、いろいろ遊んでみたいと思います。
このページは xfy Blog Editor を利用して作成されました。