- 今日はやらなくちゃいけない事がいっぱいあるんだ。君のブログを購読してるのは、面白くて、ためになって、刺激されるからなんだよ。頼むからつまんない記事や役に立たない記事、平凡な記事で僕の時間を無駄にしないでくれ。何もネタがないなら、書かない方がマシだよ。
- 君の記事が面白くて、刺激的で、ためになるのは、テーマから脱線しないで書いたときだけだよ。
- 大げさなことを言って、僕をガッカリさせないでくれ。だってさっき言ったように、今日はやることがたくさんあるんだ。ブログを読める時間があまり無いんだよ。
- あ、新米ブロガーがいるぞ。奴らは自分のサイトにいろんなものを付けてるのに、自己紹介ページがお粗末で、広告でいっぱいなんだよなぁ。
- 上手くアフィリエイトリンクを踏ませようとしたって、そうはいかないぞ。「これはアフィリエイトです」って書かずにアフィリエイトを貼ったら、もうブログを読んでやらないからな。
- 他のブロガーから非難されたら(どこかからサイトのデザインを盗んだとか)、正直になって謝った方がいい。悪人を好きになる人なんて、世界中のどこにもいないのだから。
- 役立つコメントを付けてやろうとしてるのに、あちこちジャンプさせないでくれ。コメントするのがイヤになってくる。
- 抽象的ではなく、具体的な議論をさせてくれ。サンプルを出してくれれば、理解も進むし、君の言うことを信じられるだろうから。
- 偉そうな口を利くな。「~すべきだ」なんて言葉は気をつけて使った方がいい。僕より君の方が物知りだなんて、どうしてそう思うんだ?
- ブログで文句を言うなんてカッコ悪い。誰かを非難したきゃ、別の方法がある。あれこれ騒ぎ立てると、非難する相手じゃなくて君の方が悪く思えてくるよ。
- 知らないことを知っているように振舞うのはやめた方がいいよ。
- パッと見てRSSフィードやメール購読フォームが見つからないと、このブロガーはその辺を大切にしてないんだなって思って、それ以上探さないよ。
いきなり何かと思われたかもしれませんが、I Help You Blog というブログにあった"Open Letter To Blogger From Your Reader"(あなたのブログ読者からの公開書簡)というエントリ。「仰る通り」というものもあれば、「そんなこと言われる筋合いはない」というものもありますね。自分のブログを読んでくれている人から本当にこんなメールが来たら、どう思うだろ。
まあ"I Help You Blog"というブログタイトルからも分かる通り、このエントリの目的は「ブログでやってはいけないこと」を示すことなわけですが。ちょっと引っかかったのは(1)~(3)。果たして「つまらないエントリを書くこと」は「購読してくれている人々の時間をムダにする悪しき行為」なのでしょうか、それとも「そんなの読み手の側で取捨選択すべき」なのでしょうか?
個人的には、その中間かなと思います。ブログは良くも悪くも情報<発信>なわけで、<受信>側の都合というものをある程度考えるべきでしょう。しかし記事のクオリティや読み手がどう感じるかはコントロールし切れるものではなく、「つまんない記事だなぁ」と思われてしまうのは避けられないところです。それを恐れて情報発信しなくなっては本末転倒ですし、ブログ読者にとってももったいない話でしょう(もしかしたら発信されなかった情報に「玉」が含まれているのかもしれないのですから)。
最近なんとなくですが、ブログはRSSを購読して読むよりも、ソーシャルブックマークなどで注目を集めている記事を拾って読む方がいいのかなと思うようになりました。「つまらない」「面白い」という話ではなく、本当に自分に役立つ情報をコンスタントに提供し続けてくれているブログというのはごくわずかで、そういったものはRSSリーダーに登録して定期的に読んだ方がいいでしょう。しかしそれ以外のブログについては、RSSリーダーで読むよりも「はてブで話題になっている->アクセスする->自分のRSSリーダーに登録済みのブログだと気づく」というパターンで読むことが多く、ある意味その方が効率的なように感じています。RSSリーダー不要論、と言うと極端ですが、やはり何かしらの方法で「役立つ記事を取捨選択してくれる機能」がないと、RSSリーダーは使いづらいままだと思います。特にフィードを何百(?)も登録するようなヘビーユーザーにとっては(逆にヘビーユーザーはその辺工夫してるだろ、って言われそうだけど)。
「公開書簡」の話からちょっと脱線しましたが……要は記事のクオリティについてはあまり気にせず、思ったことを書けばいいのかなと。極端な話だと批判されてしまうかもしれませんが、書いた記事の中から面白いもの・役立つものを選ぶ作業は読み手、あるいはWEBサービスにお任せしますよという態度でもかまわないのかな、と思います。というわけで Polar Bear Blog をご覧の皆さま、申し訳ありませんがつまらない記事はすっとばしてお読み下さい(いや、もちろん面白い記事になるように努力しているので、なるべく読んでもらえると嬉しいのですが……)。
そうですね。1~3は「余計なお世話だ!」とか言いたくなります。情報提供者に対する感謝の気持ちを持って読んでいれば、このような感想は生まれてきにくいのではないでしょうか。
(お金を出して買った本の内容がこうだった場合に「金返せ」とか言いたくなるのは分かりますが・・・。)
最近とあるブログへのコメントで「何を言っているのか分からない」みたいな内容のものを見かけたのですが、そんな添削をしているヒマがあるのだったら、自分の主張(多分反論したいのだと思うのですが)を書けばよいのに、と感じたりしました。
自分の関心や興味に響かないという理由で、他の人の情報発信に注文をつける、ということはあまりしたくない気がします。
投稿情報: ProjectK | 2007/03/19 17:35
ああ、「何を言っているのか分からない」と書かれると凹みますね。せめてコメントしてくれるなら、どこが分からなかったか書いてくれれば、お互いに建設的な対応ができただろうに・・・と思います。他人のフリ見てなんとやら、ではありませんが、自分でも他人の情報発信に過剰な注文をつけることのないよう、注意したいと思います。
投稿情報: アキヒト | 2007/03/21 23:37