Twitter の流行が続いていますが、そうなると気になるのは「他の人はどんな感じで使っているんだろう?」という点ですよね。先日もハーバード・ビジネススクールによる調査や、Sysomos の調査などがニュースになっていましたが、今度は Twitter の中の人(エンジニアの Evan Weaver 氏)自らが公表したデータが報じられています:
■ Average Twitter user has 126 followers, and only 20% of users go via website (Guardian)
冒頭にこんなデータがまとめられています:
- the average user has 126 followers;
(フォロワー数の平均は126人) - only 20% of its traffic comes through the Twitter website; the other 80% (logically) comes from third-party programs on smartphones or computers. So if you're looking at Twitter stats on your website, you're probably underestimating that source of traffic by a factor of five;
(Twitter 自体のウェブサイトから流入するトラフィックは20%しかない。残りの80%はサードパーティーによって作成された、PC/携帯電話アプリケーションからもたらされる。) - an early peak test of the service came during President Obama's inauguration in January, when more than 300 tweets per second were being added to the message queue.
(トラフィックのピークを迎えたのは、今年1月に行われたオバマ大統領就任式の際だった。1秒間に300件のコメントが追加された。)
とのこと。平均フォロワー数は126人ですか。うーん、数字に強い方は「平均」という言葉に注意しなければならないことを意識されていると思いますが、例えば前述の Sysomos の調査を取り上げている TechCrunch の記事では
これらの数字は実は、ほかの調査結果よりも活発なユーザを多く見積もっている。たとえばTweetGradeは、29%のTwitterユーザがフォロワー数ゼロだと言っている(上と同じリンク)。Sysomosの研究報告では、ゼロフォロワーの人はわずかに7%だ。そしてしかも、一度も発言したことのないユーザは21%だ(皮肉なことに、ソーシャルメディアのマーケティングをしていると称する人の65.5%が一度もアップデートを投稿していない)。
という記載もありますし、当然ながら「どんなユーザーから平均を取るか」によって結果は変ってくると思います。ともあれ、Twitter の中の人が公表した数字ということで、参考値的な扱いはされていくのでしょうね。
また何気に「トラフィックの80%はサードパーティーのアプリケーションから来ている」という点も重要ですね。Twitter が成功した要因の1つとして「クライアントソフトの充実」を挙げる方も多いですが、それが裏付けされるデータとなっています。最近の iPhone アプリの充実も、この流れを加速させているのかもしれません。
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