今日もテキトーにまとめておきます。よろしければお付き合いを。
■ Clearing Something Up (A VC)
I said social media, led by Facebook and Twitter, will surpass Google in driving traffic to many websites sometime in the next year. The tweets in this stream validate that.
僕が講演で言ったのはこういうことだ。多くのウェブサイトでは、Facebook や Twitter に代表されるソーシャルメディアからのアクセスが、Google からのアクセスを超える日が来年中にやってくるだろう。講演に関する tweet (が大量に発生していること)がまさにそれを証明している。
これは体感として感じている人は多いはずですよね。SEO(Search Engine Optimization)からSMO(Social Media Optimization)の時代へ。Google はその辺をうまくマネタイズできたわけですが、果たして Twitter、Facebook がどうなりますか。
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■ 2年後にEV1000台=産学官で協議会設置-大阪 (環境メディア)
大阪府の橋下徹知事は17日、府内を走行する電気自動車(EV)を増やし、大阪の産業を活性化させるため「大阪EVアクション協議会」を設置したと発表した。協議会にはシャープやパナソニック、三洋電機、大阪大学などが参加。橋下知事は「環境問題だけでなく、産業の振興の観点からもEVの普及を目指す。大阪をEVの一番走る街にしたい」と意気込んだ。
「経済復興のカギを握るのはEV!」的な雰囲気がそこここに流れていますが、大阪もそれに乗りましたよという話。当然のように急速充電設備等々のインフラ整備も進めるとのこと。EVは製品単体だけでなく、インフラ整備にもカネが落ちるという点がポイントですよね。同じような施策に走る自治体が出て来そう。
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■ コンセント付き車止め 飯塚市のベンチャー企業 電気自動車向けに開発 特許取得、近く製品化 (西日本新聞)
飯塚市相田のベンチャー企業「MEC(メック)」が、電気自動車の充電に便利なコンセント付きの車止めを開発。ユニークなアイデアで特許を取得した。近く製品化する。
今日の日刊工業新聞にその後の記事が載っていて、なんでも商品名は「S-parking」(スパーキング)になるそうです。「スパーク」と「パーキング」をかけたもの……でしょうか?こういうが街中に増えたら、携帯端末の充電に困らなそう!なんてことを言ってはいけないのでしょうね。
その他、充電インフラが広がりつつあるよという点についてはこんな記事も:
■ 広がる充電インフラ 自治体への普及進む EV新時代 (asahi.com)
一方、充電設備のインフラも少しずつ整ってきている。流通大手のイオンは埼玉県越谷市にオープンした大型ショッピングモール「イオンレイクタウン」に、EV用の急速充電ステーションを置いた。今のところ電気代は無料だ。「車両が少ないので、現在はイベントに使う程度」というが、買い物のついでにクルマを充電、という時代も遠くないことを予感させる。
時間貸駐車場「タイムズ」を展開するパーク24は、充電インフラとして駐車場を活用する「パーク&チャージ」を提案する。設備は一般家庭と同じ100Vまたは200Vのコンセントだが、現在は駐車場利用者なら無料で利用できる。「買い物の間にちょっと充電という利用スタイル。急速充電器に比べて導入コストが低く、看板用に引いている電線がそのまま使える」として、順次増やしていく計画だ。
首都高速道路は、パーキングエリアに急速充電器の設置を進めている。昨年10月には大黒と平和島、今年4月には市川と八潮に整備した。高速道路では初めての試みで、当面は無料。神奈川県も、民間とあわせて計30カ所の充電ステーションを整備する計画で、すでに合同庁舎など4カ所に置く。民間では昭和シェル石油が今年3月、藤沢市内の給油所に設置したほか、コスモ石油も今年度に3カ所を計画している。
あとはコンビニも有力な「急速充電器設置場所」になるでしょうね:
■ ローソンと横浜市が包括連携協定-電気自動車充電器の設置も (ヨコハマ経済新聞)
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■ 電気自動車普及の旗手となれるか (JMR生活総合研究所)
ベター・プレイス社は、2007年10月、EV普及に向けたインフラ構築を目的に、世界で第3位のソフトウェア企業であるSAP元幹部のシャイ・アガシ氏によって設立された。ベンチャーキャピタルの支援のもと約2億ドルの資金を集め、イスラエル、デンマーク、オーストラリア、米国等で充電ステーションの展開に着手している。ルノー・日産連合との提携のもと、技術を活かす構想力を武器に短期間で事業を展開し、EV普及を推し進める国々において、急速に存在感を増している。ベタープレイス・ジャパンは日本のEV普及の旗手となり得るのか。環境対応車の潮流、EV普及に向けた課題から、自動車各社の対応状況を整理し、ベタープレイス・ジャパンの構想、展開に向けた課題をみる。
個人的にはこっちの方も応援したい、ベタープレイスの取り組み。メディア等で取り上げられることも増えてきたので、ご存知の方も多いと思いますが、この記事ではEV業界の全体像も絡めた概観が把握できるのでおすすめです。
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■ 三菱自、300万円の電気自動車 12年メド、電池減らし低コスト (NIKKEI NET)
三菱自動車は2012年をメドに、車両価格を300万円程度に抑えた電気自動車を発売する。動力源となるリチウムイオン電池の搭載量を減らしてコストを抑える。充電1回当たりの走行距離は100キロメートルと短くなるが、政府の補助金を利用して200万円以下で購入できるようにする。法人に加え、一般家庭の需要を開拓し普及を狙う。
まだまだ高いEV。様々なコスト削減努力やスケールメリットを通じて、将来的には安くなることが予想されていますが、「そもそも一番高いのは電池。街乗りならそんな電池いらないっしょ?大都市なら充電インフラも整うだろうし」という発想で電池を削り、安くしようというのが今回の三菱自動車の発表。これは正しい判断だと思うのですが、「たまには長距離乗るかもー」「田舎にも行くしー」と不安に思う人(含む僕)が意外と多いんじゃないかなぁ。
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■ 日本株は反発、政策期待で住宅や環境関連株に買い-投資意欲強い (ブルームバーグ)
6月17日(ブルームバーグ):日本株相場は反発。政府による経 済政策を受けて国内景気が回復、住宅着工件数が増えるとの期待から 住友林業や積水ハウスといった住宅関連株が上昇した。国内版グリー ン・ニューディール政策を背景に、三洋電機やジーエス・ユアサ コー ポレーションなど環境関連株も買われた。
GSユアサはハイブリッド車向け電池を手掛ける企業。時価総額が4300億円強あり、マツダやダイハツなど一部完成車メーカーの時価総額を逆転しているのだとか。もちろんこれだけで大げさなことは言えないのですが、EV時代にはより完成車の製造が簡単になる(米国でEV製造にベンチャーが乗り出しているのが好例)と言われていますし、ウィンテルが大きな力を握ったPC業界の二の舞になっていくのでは……と言ってる人がいるわけですよ。
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■ Kleiner Perkins, T. Boone Back Auto Startup V-Vehicle (earth2tech)
環境ビジネス系の話を追っている人にはお馴染みのベンチャーキャピタル、Kleiner Perkins Caufield & Byers (KPCB)が、V-Vehicle という新しい自動車メーカーに出資するよという話。前段としてこちらを読んでおくと分かりやすいです:
■ あのクライナー・パーキンスが電気自動車関連ベンチャーに投資 (マイケル・カネロスの「海外グリーンテック事情」)
また度々名前が出てくる John Doerr についてはこちらを参照のこと:
■ ジョン・ドーア (Wikipedia)
Google や Amazon といった有名IT企業に資金を提供してきた人物です。そんな大物が投資先として選んだ、ということで、"V-Vehicle"注目しておくと良いかもしれません。ただしどんなテクノロジーを使ったどんなクルマを作るつもりなのか、これといった情報が出て来ていないのが気になるところ。
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