久々に Google ネタ。来週"Google Health"なるサービスがリリースされるかもしれないとのこと：
■ Google Health: Probably coming next week (USA Today)
"Google Health"のウワサ自体は、今年3月から流れていたようです（記事中で参照されていた記事"Google Health To Cure The World?"より）。詳しい内容は報告されていないのですが、健康・医療系のコンテンツを限定して検索できるバーティカル検索型のサービスになりそうです。この分野でのバーティカル検索というと、Healthline を以前から紹介していますが（参考記事：特化型サーチエンジンの可能性）、そこまで完成度の高い（独自コンテンツなど、単なるWEB検索以上のものを提供する）ものになるかどうかは微妙といったところ。
最近「Google の検索結果は本当に適切なのか？」という議論が再熱していましたが、キーワード関連性の問題をクリアするにはバーティカル型の検索を用意するのが手っ取り早い方法であり、Google が主要な分野でバーティカル化の方向性を示す可能性はあると思います。例えば"cancer"と入力して検索ボタンを押すと、結果表示画面にはこれまでの検索結果に加えて"cancer を Google Health で検索"とか"cancer を Google Animals で検索"といった詳細化オプションが表示される・・・といった"Google News"型の仕組みであれば、既存サービスから違和感なくユーザーに移行してもらえるのではないでしょうか。
一方、健康・医療系のコンテンツは特にユーザーの関心が高く、間違いが許されない分野です。個人的な意見としては、"Yahoo! Health"のように、ユーザーの信頼性を勝ち取るためにはある程度自社でコンテンツを用意する必要があると思います。Google がこの分野に踏み出すとしたら、大きな価値と同時にリスクももたらす可能性があるのではないでしょうか。
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