何だか最近、Polar Bear の方ではネタっぽい話しかしていないような気もしますが(真面目な話はシロクマの方でしてます)。今回も WEB 2.0 ネタで恐縮です:
■ 7 Tips for Naming Your Web 2.0 Startup (Folksonomy.org)
タイトルからお分かりの通り、「WEB2.0 系ベンチャー企業に名前をつける7ヵ条」というもの。さっそくその内容はというと:
- できるだけ短く -- 簡単にしておかないと、サイトにアクセスしてもらえない。(例: ○ AskJeeves -> Ask)
- 一般的なものを、さもなくばオリジナルなものを -- 業務内容が明確に分かるものか、さもなくば目立つようにユニークな名前を。Flickr をマネするのはもう古い。
- クチコミに乗りやすいものを -- 発音しにくかったり、書きにくかったりするものは論外。 (例: × PriceWaterhouseCoopers)
- ドメイン名が取得できるものを
- ハイフンで結ばない -- スペルミスのもとになる。 (例: ○ MySpace × My-Space)
- ドメイン名で遊ばない -- del.icio.us をマネするのはもう古い。
- 意味のあるものを (例: ○ YouTube 『あなたのテレビ』)
といった感じ。現代は非IT企業でも WEB との関係が重要になりますから、WEB2.0系ベンチャーを対象としたというよりも、これからスタートアップする企業全般に使えるアドバイスといったところですね。
このアドバイスからも感じられますが、最近の風潮を見ていると、「そろそろ流行にも飽きてきた」という雰囲気になっているのを感じます。例えば母音を取る手法(Flickr や Zooomr など)や上記6. の del.icio.us 型はあちこちで見られましたが、「それはもう目新しくない」と指摘されてますよね。そういった「飽き」に対する反動として、「やっぱりシンプルだけど分かりやすい名前だよね」という結論になっているのではないでしょうか。
それに応じるように、例えば Simpleseating などといった、名前もサービスもごくシンプルなものが目立つようになってきたように思います。WEB2.0 だからと奇をてらわず、発想も呼び名も(ついでに操作とデザインも)ごくごくシンプルに、ベーシックに。それがこれから注目されるサイトなのかもしれません。
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