夕飯を買いに、スーパーに出かけたあなた。いつものようにショッピングカートを手にすると、何やら取っ手の部分に小さな液晶画面が付いていることに気づきます(上の画像をご参照下さい)。何だろう?と思いつつも買い物していると、「ただいまからタイムセール!鮮魚売り場へ急げ!」「ご存知ですか?今日は冷凍食品がすべて半額ですよ!」などとお知らせが表示されるではありませんか……
というショッピングカート、既に実用化段階に入っているそうです:
■ Texting ads to shopping carts (Springwise)
Modstream という会社が開発した、文字通りの「広告付きショッピングカート」。単純な白黒液晶ですが、ワイヤレスでデータの書き換えが可能で、しかも内臓電池で5年間作動。既にアメリカのホームセンターチェーン、Home Depot の8つの店舗で実証実験が始まっているそうです。
日本でも「日本版フューチャーストア・プロジェクト」という実験があり、そこで似たような「高性能ショッピングカート」が登場していたことをご存知の方も多いかもしれません。そちらのカートの方がより進んでいるのですが、逆に Modstream の強みは「単純さ」。風雨にさらされつつも5年間動作し、テキストメッセージなので深いことを考えなくてもどんどんメッセージを流せます。お店側のメンテナンスコストは最小限に抑えられるでしょう。また買い物中にフルカラーの動画CMが手元で始まってもウザいだけですから、この程度のメッセージの方が、お客にとってもありがたいかもしれません。
ということで、こんなショッピングカートが日本に登場する日も近いと思うのですが、はたしてどうなりますか。
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