ふぁぼったーや buzztter を眺めていると、「日本の Twitter 界隈って何なんだ一体……」と感じることがあります。芸能ネタやテレビネタで埋め尽くされたり、ウケ狙いの発言に無数のふぁぼがついていたり。いや、そういうの好きなんですが、最近「バカと暇人」などと言って揶揄する向きもあるので、少しちゃんとした方がいいのかなぁなどと思っていたわけです。しかしどうも、海の向こうでも事情は同じのようで:
■ Trend Topics Signal Twitter’s Turn Towards Entertainment (Mashable)
Twitter の"Trending Topics"(流行のトピック)を見ていて、おかしなことに気付いた……という話。何がおかしいのかというと、「流行のトピック」に登場するネタと、他のソーシャルメディアの類似コーナーに登場するネタとの間に差があること。通常、最新のウェブサービスに飛びつくのはイノベーターやアーリーアダプターなどと呼ばれる、いわゆるギークな人たち。そのため話題の上位になるトピックは、必ずテクノロジー系のネタで満載になるはず(みんなテクノロジー以外の話を増やすのに大変)なのに、Twitter は何か違くね?という指摘です。
One can easily notice this by following the recurring Twitter trends. At this moment, some of the trends are District 9, Inglorious Basterds (movie premieres) and True Blood, Miss Venezuela, and Miss Universe 2009 (TV series & events). This trend has been increasingly noticeable in the last couple of months: with Twitter truly hitting the mainstream, it reflects the views and interests of a very broad audience; an audience who’s primarily interested in entertainment (at least in the absence of a major news event).
これ(Twitter 上では非IT系のネタの方が話題になること)は誰でも簡単に気付くことができる。Twitter のトレンドを追ってみればいい。現時点で流行のトピックに挙げられているのは、District 9 (映画)、Inglorious Basterds (映画)、True Blood (テレビ番組)、ミスベネズエラ、ミスユニバース2009(イベント)。この傾向はここ数ヶ月特に顕著だった。Twitter が本当の意味でメインストリームのサービスになるにつれ、より広い層の視点や興味が反映されることとなった。それは主に、エンタメ系の話題である(少なくとも大きな事件がない場合には)。
さらに Twitter の人気ユーザーを見てみると、いわゆる「セレブ」な人々が大勢ランクインしていてなんなの?という指摘が続いています。まぁ「主要なイベント(つまり自然災害や政治的混乱などといったケースですね)がないときには」とちゃんと但し書きがついているので、それほど卑下することはないと思うのですが。
かくいう自分も、芸能人が逮捕されれば大騒ぎするし、くだらないテレビを観ればツッコミを入れるし。トレンドを汚す(?)片棒を担いでるわけですが、逆にそういう下世話な部分が見えてしまうのが Twitter の良いところ、という考え方もあると思います。またそんな情報タレ流しといった面があるからこそ、いざという時に素早く情報が伝わるということも考えられるのではないでしょうか。仮に Twitter が書き込むときや、書き終えて投稿ボタンを押すときに抵抗感を感じるようなサービスだったら、堅い話や時間をかけて裏取りしたネタだけが流れる、あまり面白味のない空間になっていたかもしれません。
ということで、ガセネタを流してしまうことだけには注意して。今日も明日も、思いつくままを書き込む Twitter で良いのではないでしょうか。
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