シロクマ日報やツイートでもお知らせしたのですが、弊著『リアルタイムウェブ-「なう」の時代』が12月25日に発売されることが決定しました。アマゾン等での予約受付も始まりましたので、どうぞよろしくお願い致します。
ということでリアルタイム系のニュースを1つ。Googleのリアルタイム検索が、ひっそりとマイナーチェンジを行ったとのこと:
■ Google Tweaks Realtime Search Display (Search Engine Land)
Googleのプロダクトって、個々に開発者ブログなどが開設されているのが普通ですが、なぜかリアルタイム検索については専用ブログが設置されていないんですね……ただしTwitterのアカウント(@googlerealtime)は設けられていて、そちらでマイナーチェンジを行ったことが告知されています:
ではどんな変更が行われたのか。さっそくいま話題の「育成条例」をキーワードにリアルタイム検索してみましょう:
ということで、あまりリアルタイム検索をまじまじと観察していた人も少ないと思いますが(笑)、以前は画面上部中央に表示されていたツイート件数グラフが右サイドバーの位置に移動しています(上の例では、当然ながら条例が可決された午後2時前後に発言のピークがあり、夜になるにつれて再度発言が増えてきている様子が分かりますね)。これによって、若干ですが結果表示領域が大きくなり、ツイートも見やすくなりました。
また同じく右サイドバーに"Top links"と"Top updates"という項目が追加されたとのこと。ただこれらについては、少し前から表示されていたように思うのですが……詳しい説明はないのですが、それぞれツイート上で言及されている回数の多いリンクと、同じく言及の多い(RT含む)ツイートがピックアップされているようです。 TweetMeme的なトレンド分析サイトの簡易版として使えるようになった、といったところでしょうか。
ちなみに分かりやすく「ツイート」と書いてしまったのですが、Googleリアルタイム検索の対象にはTwitter以外のリアルタイム系サービスも含まれているので、その中で言及が多いものがあれば"Top updates"上にも載ってくるはずです(ただし現状ではほとんどがツイートなのですが)。
通常の検索エンジンと違い、まだまだ勢力図が確定していないのがリアルタイム検索の領域。Googleといえども安泰とは言えません。これから様々な試行錯誤が行われて、リアルタイム検索におけるベストプラクティスとは何か?という問いに答えが出てくることを期待したいですね。
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