最近「Web 2.0のビジネスモデルは?」という議論が盛んですが、ITmediaでテクノラティ・ジャパンのビジネスモデルについて解説されていました。
ブログ検索をマーケティングに――テクノラティのビジネス(ITmedia)
これによると、広告収入以外でテクノラティが収益を期待しているサービスは以下の2つ。
- ブログの口コミ効果測定-あるキーワード(商品名など)について言及しているテキストを分析し、ポジティブかネガティブかを判定、統計化する(BlogWatcherのようなサービス?)
- 口コミランキング提供-ブログ内で頻出するキーワードを集計、「話題の書籍」「話題のDVD」などのランキングにして、企業サイト内で使えるように提供
ということで、企業向けサービスからの売上げを追求しようという方針のようです。また将来的にAPIの公開も考えているとのこと。
正直なところ、どちらも差別化が可能なサービスではないですから(特に口コミ効果測定はBlogWatherと真正面から競合します-参考記事)、記事中にあるように「ユーザーを増やすことが第一の課題」なのでしょう。家族や友人達と話をしていても、僕が教える以前にテクノラティを知っていた人はほとんどいませんから、まずは知名度の向上・ユーザー獲得が何よりの課題だと思います。
その一方で、個人的には本家Technoratiの機能移植も期待しています。Tag機能やBlog Finderなど、本家Technoratiの機能を日本市場に紹介することで、「ブログ検索をリードするテクノラティ」というブランドイメージの構築にも役立つと思うのですが。
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