Winkのベータテストに参加できたので、Technoratiで他の参加者の意見を探っていたら、こんな意見を見つけました。
Wink : Interesting example of web 2.0 promotion style (::Unique::Unique::)
出だしの部分を引用します:
There is a party , get in the queue , if you are lucky, you may be allowed in , this is the current web 2.0 marketing promo model , its currently being used by Seth Godin in his Squidoo promotion and many other beta products and apparently works well ..
確かに、Flockも最初はベータテスターを限定していて、少しずつスクリーンショットを公開して話題を煽るというプロモーション(?)をしていました。ところが蓋を開けてみたら・・・となってしまったわけですが。下図のBlogPulse検索結果を見ると、Flockの話題がいかに盛り上がって、そして盛り下がったかが分かります(クリックで拡大):
「限られた人だけをベータテストに参加させる」というやり方について、ネット上では賛否両論のようです。マーケティングの一環としてわざと限定することもあれば(ポストモダン・マーケティング!)、単に技術上の要件から制約する場合もあるので、一概に悪とも言えないと思いますが。
また関心を煽るというプロモーションの側面に加えて、ベータテスターたちに「選民意識」を抱かせるという狙いもあると思います。「自分達は選ばれた人物なのだ」という意識が生まれれば、テスト参加者達は積極的にフィードバックを行うでしょうし、ユーザー間でコミュニティが形成される可能性が高くなります。そのコミュニティがサービスの正式リリース後も維持され、彼らがエバンジェリストとして他の人々を引き込んでいく・・・あわよくばそんな効果まで狙えます。
マーケティング上の戦略にせよ、サービスをより良く立ち上げる手法にせよ、テストを限定するのには確かに利点があります。Flockのように「過剰な期待を抱かせてしまう」という危険はあるものの、企業にとっては魅力的な手法なのではないでしょうか。
そんなことを考えていたら、今度は10名程度のユーザーだけを招いて「アルファテスト」を行うサービスが現れたようです:
First Screen Shots of Riya (TechCrunch)
さすがに10名はちょっと・・・という気がしますが、やっぱりスクリーンショットだけ見せられて実物に触れないというのは、関心を抱かせるのに効果がありますね。Riya面白そう。
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