高齢者層をターゲットにしたビジネスが、今後成長する分野です。そんなことは言うまでもないのですが、それは私達の予想よりも早くやってきているようです。
今日(11月27日)の朝日新聞日曜版『be on Sunday』に、こんな記事がありました:
<あっと!@データ「おむつ市場 団塊の世代に期待」>
娘達がおむつを卒業したときは、「立派になったなぁ」という感慨と、ちょっと寂しさが入り交じった思いだった。
だが、おむつが赤ちゃんのものだというのは今や昔。大人用おむつの出荷が増えている。値段が赤ちゃん用より高いこともあり、出荷額ではすでに赤ちゃん用の7割近くに迫っている。矢野経済研究所の推定によると、赤ちゃん用が横ばいなのに対し大人用は着実に年数%の伸び。このペースなら、6年後ぐらいには赤ちゃん用を追い越しそうだ。
(後略)
赤ちゃんが着けるというイメージのつよい「おむつ」ですが、大人用おむつが赤ちゃん用を追い越す日が近づいているのですね。またこちらはイギリスのデータですが、80歳以上の人々にも、携帯電話が10人中3人の割合で普及しているという調査結果が出ています:
3 in 10 men aged 80+ own a mobile phone (National Statistics Online)
2002年の結果ということなので、現在ではもっと高い割合になっていることが予想されます。またインプレスの『インターネット白書2005』によると、日本のネット利用者の14.2%が50代で、この比率は2002年に比べると1.3%増えているとのことです。
それぞれバラバラのデータですが、高齢者向け市場が着実に大きくなっていることを示しています。これまで若者向けが中心だった商品やサービスについても、改めてターゲット層を考え直してみると、新たな発見が生まれるかもしれません。
コメント