今朝の新聞を見て、思わず「いますぐに商品化してくれ」と思ってしまったニュース:
ICタグで忘れ物チェック -- 家庭向けシステム開発 大日本印刷と情通機構(日経産業新聞 2006年3月20日第12面)
タイトルの通り、ICタグを忘れ物チェックに活用しようというアイデア。どういう仕組みかというと:
- あらかじめ貴重品や仕事に必要な書類などにタグ(縦約8cm×横約4cmで電波が届く範囲は50-70cm)を付けておく。
- 玄関に読み上げロボットと圧力センサーを設置。圧力センサーが人間の外出を察知すると、読み上げロボットがICタグを確認する。
- 読み上げロボットはあらかじめ登録された持ち物リストと比較、足りないものがあれば「名刺入れがありません」などのように教えてくれる。
とのこと。実証実験での正答率は8-9割程度だったとのことで、まだ読み取り精度向上の時間が必要なようです。ただ今後は外出スケジュールと連動し、出かける場所に応じて必要な持ち物を判断・確認を促すようにするなど、より高度なサービスの実現を目指すとのこと。
うーん、欲しい。実は今朝も忘れ物をするところだったので、このシステムをすぐにでも導入したい気分です。ただもう1つリクエストするとしたら、読み上げロボットを玄関だけじゃなくて、各部屋に置けるようにして欲しいですね。そうすれば、「名刺入れがない!どこに置いたっけ?」と質問するだけで、「コタツの下に落ちてます」みたいにお知らせしてくれるとか・・・逆にますます記憶力が低下してしまうでしょうか。
ICタグは流通や小売の現場で導入が進められていますが、こうした「家庭に持ち込むアイデア」がもっとたくさん出てくると良いですね。
[Tagged World Project]を思い出しました。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2005/10/27/9653.html
足りないものを教えてくれるのはとても便利だけど、CDショップなどの防犯ゲートみたいでもありますね。なにか、もっと応用範囲があるといいのですが…
たとえば、洋服のコーディネートのログがのこって、春の着まわし術指南とかクリーニングのアラートを出してくれたりとか?
そもそもユビキタスの実現によって、忘れ物という概念がなくなるかもですけど(笑)
投稿情報: p-article | 2006/03/20 13:38
Tagged World Project、まさしく同じようなイメージですね。こっちも早く商品化レベルまで進まないかなぁ。
> 洋服のコーディネートのログがのこって、春の着まわし術指南とかクリーニングのアラートを出してくれたりとか?
これ良いですねー。「プライバシー云々」という声は出てくると思いますが、「究極のパーソナライズド・レコメンデーションサービス」への道を開くことになるかも?
投稿情報: アキヒト | 2006/03/21 18:58