タイトル通りですが、NHKがMovable Typeを使用して、番組ごとのブログを作成するとのこと:
NHK、「Movable Type」を採用して番組ごとのブログを作成(nikkeibp.jp)
NHKはすでに「つながるテレビ@ヒューマン」という番組でMovable Typeを利用したブログ「つながるブログ」 を開設、視聴者とのコミュニケーションに活用していますが、今後もMovable Typeで番組ブログの作成を行うとのこと。(「つながるテレビ@ヒューマン」については、以前スタートのニュースが流れたときに記事を書いていたので、そちらもご参照下さい:ブログからTV番組は生まれるか?)。
また、たまたま『宣伝会議』の最新号(赤の宣伝会議、2006年3月15日号/No.689)で「BR(ブロガーリレーションズ)時代の到来」という特集が組まれていて、その中で「つながるテレビ@ヒューマン」のブログ活用が紹介されていました。それによると、
- ブログは番組スタッフが運営、編集会議での議論や取材過程などが公開されている。
- 視聴者の意見や追加取材の要請などをトラックバックで受け付けている。
- ブログとは別の番組公式ページでは、日本中のブログから頻出キーワードを分析する「きざし↑」というコーナーを設置(kizasi.jpの技術を応用したもの)、ブロガーからの投票も受け付けている。また頻出キーワードの解説はブログで行っている(例えば:きざし単語・3月14日号)。
- ブロガーから寄せられる意見には批判もあるが、番組チーフプロデューサーの森田氏曰く、「トラックバックをほとんどのスタッフが楽しみに見ている」。
とのことです。
実際に内容を見ていると、Outlookで作成した似顔絵が署名代わりに入っているなど、予想よりも個人を前に出している印象を受けました。実際、一部のお知らせ的な記事を除いて、ほぼ個人の署名+似顔絵入り記事ですね。そのせいかトラックバックも穏やかな記事が多いように思います(もちろん変なトラックバックは公開していないのでしょうが)。
とりあえず「つながるテレビ@ヒューマン」は上手に運営されているという印象です。後はどこまでこのノウハウを横展開して、番組毎のブログを成功させられるかですね。個人的に「難問解決!ご近所の底力」でブログを解説したらすごく面白いと思うのですが、いまのブロガー層では正直あまり反応が期待できなさそう・・・。あとは出演者のアイドル化がますます進行している語学講座なんかもブログがあると面白そう。こちらは芸能人ブログ的な盛り上がりが期待できると思うのですが。
<追記>
CNET Japanでも記事が出ていました:
シックス・アパート、NHKに「Movable Type」を提供--ブログとテレビを連携(CNET Japan)
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