週末なので軽いネタで。久しぶりにAD HUNTを眺めていたら、こんなCMが紹介されていました:
アメリカで粗大ゴミ回収ビジネスを展開している1-800-Got-Junk?のCM。"Rat Advertising Trial (R.A.T.)"という新しい広告手法(もちろん冗談)が紹介されています。
映像を観てもらえば一目瞭然ですが、無粋ながら解説すると:
- ネズミに広告が掲載されたTシャツを着せる。
- そのネズミを市街地に放つ。
- ネズミが家に侵入、ジャンク(ゴミ)のところに行く。
- ネズミを見た住人が驚いて1-800-Got-Junk?に電話、「ゴミがあるのですが・・・」となる。
という流れ。ちなみにこれが「広告を着たネズミがジャンクに接近する」ところのイメージ図:
まあ冗談CMに過ぎないと言えば過ぎないのですが、このR.A.T.という手法をよく考えて見あると、
- ゴミという1-800-Got-Junk?に最も関連するモノのすぐ側に広告が出せる
- しかも住人が「ゴミ」と認識していなくても、ネズミが「ゴミ」だと気付かさせる
という実は優れた仕組みだったりして。1.の部分は言わば「コンテクスト広告」なのですが、ゴミだと思っていない(すなわち1-800-Got-Junk?のサービスを必要だと思っていない)人々に対してまでニーズを喚起することができるという点で、(もし現実に実施できたとしたら)非常に効果的だと思います。
もう少しWEB技術が進化したら、R.A.T.のような手法が可能になるのでしょうか。例えばAdSenseを仕込んでおいたページで、「春、なんだか鼻がムズムズする」というような内容を察知したら、「それは花粉症です、効果的な薬はこちら:」みたいな感じで花粉症予防薬の広告を表示してくれるとか・・・。検索エンジンの"SPIDER"が、"RAT"に進化する日も近い?
さすがに薬品は法律上やばいでしょ。
投稿情報: itochan | 2006/04/18 23:54
まぁ、あくまでもブレストということでお願いしますw
投稿情報: アキヒト | 2006/04/19 00:14