昨日終了したラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに出かけた時も感じたのですが、とかく「協賛企業」ってヤツの売り込みはアグレッシブ。協賛してくれるのは良いのですが、各企業のブースの前を通るたびに「B○○○○の光回線でクラシック音楽を聴きませんか!」などとやられても、見本市じゃないんだから・・・と思います。見本市の方がまだキレイなお姉さんに「どうですか?」と売り込まれるだけ良いかも。
中でも困ったのは、手渡されたパンフレット類の処理。中には興味を引くものもあったので、持って帰ろうと思ったのですが、くれるのはペラペラのビニール袋だけ。これは見本市や展示会に出かけた時に特に感じるのですが、様々な販促グッズをくれても、持ち運びに苦労してしまいます。広い会場の時には、「あの小型扇風機はどこでどの企業が配っているんだろう?」と探し回ることもありますし、何か良い配布・持ち運びの方法がないものでしょうか。
この数日、連休でニュース系サイトをキチンとチェックしていなかったのですが、先日のTechCrunchにちょうどこんな記事が載っていました:
■ Get Web 2.0 Schwag from Valleyschwag (TechCrunch)
シリコンバレーにあるベンチャー企業たちの販促グッズをまとめて配送してくれるサービス。記事にはパッケージの写真も載っているのですが、なかなかカッコイイ外見です。月々$15の配送費用がかかるのですが、中身のグッズは販促用ということで、ベンチャー企業から無償で提供されるようです。ちなみに追加費用を払えば海外にも配送してくれるとのこと。
こんな仕組みがあれば、企業もせっかく作ったパンフやノベルティグッズを効率よく配布することができますね。販促グッズというと「何を作るか」という点に焦点が当てられ、「どう配るか、家/会社まで持って帰ってもらうか」という点にはあまり配慮されないような気がします。だから冒頭のような、配るだけ配って持ち帰り用にはペラペラのビニール袋1枚、というようなことが起こるのでしょう。多くの高級ブランド店が包装紙や紙袋もブランドの一部と考え、いかに持ち歩いてもらうか(別の品物を入れて持ち歩く際にも)を考えているのとは大違いです。Valleyschwag方式以外にも、何かユニークな仕組みが考えられるのではないでしょうか。
コメント