昨日は関西方面に出張してきたのですが、今日も外回り中です。というわけで久々にケータイから更新(レイアウトが崩れていたらご容赦を)。
あるお店で、旅行用カバンをこんな風に売っているのを発見。色やスタイル、容量(リットル)ではなく、「何日分の荷物が入るか」を規準に商品をまとめ、明示してくれています。昔から店員さんに「1週間ぐらいの旅行に適したカバンが欲しいんだけど」などと聞けばある程度は分かりましたが、こうやって簡単に比較可能な形で陳列してくれているのを見るのは初めてでした。最近では珍しくないのでしょうか?
人々が旅行用カバンを買うのは「物を詰めたいから」ではなく「旅行に荷物を持って行くから」が主な理由のはずです。であれば、「〇日分の旅行用」という基準で商品を展示するのは利に適った行為でしょう。派生として、「30代ビジネスマンが1週間の出張(ノートPC、資料のファイルを入れる事を見越して容量計算してある)」などといったより具体的なシチュエーション設定も可能かもしれません。
以前も似たようなことを書きましたが、「時間で計る」という発想は、情報の分野にも応用できるのではないでしょうか。例えば今日ネットで話題になっているニュースが「3分でチェックできる」「10分で読める」「30分で網羅できる」みたいなまとめ方がしてあったら、確保できる空き時間に応じて情報量を選ぶことができるわけです。さらに「〇分間で把握できる量」のように指定すると、ダイナミックに内容が変化したら面白いのですが。
1週間分の旅行カバンに荷物をつめるように、時間に応じてデータ容量を変化させる。昨日の「姫碗」ではありませんが、自分で処理できる分にデータ量を制限するという仕組みがもう少し工夫できるのではないかなと思います。
いつも楽しく見させていただいております。
「情報単位としての時間」はとても面白く見させていただきました。
古くは「3分間クッキング」とか時間単位で提供するサービスやコンテンツは確かに確実に特定のマーケットを押さえていました。
でも、まだまだニッチなマーケットのように感じます。
これからも楽しみにしております。
投稿情報: ppt | 2006/08/14 10:29
pptさん、コメントありがとうございます。確かに「3分間クッキング」は時間単位で提供するコンテンツの代表例かもしれませんね。しかも3分というまさに「スキマ時間」ですし。
これからコンテンツ提供者が多様化・肥大化していく中で、提供者ではなく消費側が時間のコントロールを握る例が増えていくのではないでしょうか。まだまだニッチな考え方ですが、可能性はあると思います。
投稿情報: アキヒト | 2006/08/14 20:36
こんにちは。コメントへの返答ありがとうございます。
私のコメントがちょっと誤解を与える書き方になっておりました。
申し訳ございません。
アキヒトさんが書かれているように、いかにコンテンツやサービス提供側が今までと違う形で提供できるかということが重要な中、時間単位での提供というのは、まだまだニッチではありますが、それゆえ非常に魅力的と感じました。
大変失礼いたしました。
投稿情報: ppt | 2006/08/15 01:20