YouTube を始めとしたビデオ共有サービスにより、消費者も自分の持つコンテンツをネットにアップするということが普通に行われるようになりました。しかしアップできるのはPC上の動画ファイル=録画されたコンテンツなわけですが、アメリカで結婚式の様子を、リアルタイムでストリーミング中継してくれるサービスが現れたとのこと:
■ Wedding webcasts (Springwise)
webcastmywedding.net というサービスで、結婚式に来られない人を対象に、リアルタイムでのストリーミング中継を行ってくれます。料金は395ドルで、同時に視聴できるユーザーは25人まで。また動画は10日間保存してくれるとのことで、リアルタイムだけでなく後から都合の良い時間に見る、というのも可能なようです。また同時に視聴できるユーザー数、動画保存期間共に、追加料金で増やすことが可能とのこと。
式をビデオカメラで録画しておいて、それを後からネットにアップすれば良い話なのですが、やはり「生中継」で見れるということにこだわりたいイベントはあると思います。結婚式や子供に関するイベントなどはまさにそうでしょう。遠くにいるから出席できないけど、リアルタイムでそのイベントを体感したい/してもらいたい -- そんな場合にぴったりのサービスではないでしょうか。"Webcast My Wedding"はその名の通り、結婚式しか対象にしていないようですが、他の分野に応用する人々が現れるのではないでしょうか。
もしかしたら、ネットアイドルやネットミュージシャンなどといったセミプロのアーティスト達が、自分たちのライブをネットで中継するといった応用が可能かもしれませんね。そのためのスタジオも貸し出す、あるいは閲覧者から料金を取るなど、消費者でも「生中継」を可能にするビジネスには様々な発展・応用が可能ではないかと思います。
なるほど、ピアノの発表会なんかも、遠方の祖父母に配信なんてアリかもですね。
投稿情報: p-article | 2006/08/07 15:26
孫の発表会や学芸会、スポーツの試合などは、「祖父母がリアルタイムで見たいキラーコンテンツ」になるかもしれませんね。もう数年して高齢層でもネットユーザーが増えれば、こうしたコンテンツにお金を払ってくれる人が増え、ビジネスとして一般的になるかもしれません。
投稿情報: アキヒト | 2006/08/08 14:05