WEBサイトのアクセス解析の1つに「滞留時間」とか「滞在時間」とか呼ばれるヤツ(閲覧者がどのくらいそのサイトで時間を費やしたか)があるわけですが、それをアート作品の評価にも持ち込もうという機械が現れました:
■ The Art-O-Meter (We Make Money Not Art)
タイトルになっている"ART-O-METER"という装置について。アートの横に設置しておくだけで、その作品がどの程度「アクセス」を集めたか計測してくれるというもの。仕組みは以下のようになっています:
- 動くものを感知するセンサーが内蔵されている装置で、アート作品の横に設置する。
- 通常は普通の時計として、時間を計測している。誰かが作品の前にやってくるとセンサーが作動して、閲覧者の滞在時間を計測。
- 滞在時間の合計と、展覧会のオープン時間合計を比較し、結果をコメントと5段階評価で表示してくれる。
これで「たくさんの人を立ち止まらせている作品=それだけ魅力のある作品」が一目瞭然となる、というわけです。まぁ必ずしも「アクセス=魅力」ではないですし、特に芸術作品の場合は「他人が良いと感じるもの=自分が良いと感じるもの」というわけでもないですから、正しい評価が出るとは限りませんが。それでもこんな計測器があったら、一定の指標になるかもしれませんね。展覧会のホームページと連動させて、ネットでリアルタイムに人気度が把握できるなんて仕組みになったら面白そう。
ネットで一般的な「人気計測システム(?)」を、リアルに持ち込むというアイデアは他にも生かせそうですね。展覧会の来訪者に携帯端末を持たせて、各作品に対して「ブックマーク」や「タグ付け」を行ってもらう・・・なんて発想も可能かもしれません。
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