9月から非公開ベータテストを行っていたSNS "minglenow" が、昨日から一般公開されています:
■ MingleNow launches new bar/restaurant social networking site (VentureBeat)
ちなみに TechCrunch での紹介記事はこちら:
■ MingleNowがトップユーザーを実生活でもVIP待遇に (TechCrunch Japanese)
minglenow 最大の特徴は「お店」を中心に交流ができる点。例えば近所に行きつけの店があるとすると、ちょうどそのお店が普通のSNSで言うところの「コミュニティ」のような「場」として minglenow の中に用意されていて(無ければ登録することも可能)、そこに参加することができます。mixi にもお店のコミュニティというものはたくさんありますが、minglenow は「地図(お店の位置を確認できる)」「カレンダー(お店で行われるイベントが確認できる)」「写真投稿(お店で行われたイベントの様子などがアップされる)」などなど、「お店でつながる」ことに特化した機能が用意されています。
例えば次のスクリーンショットは、サンノゼにある"Rosie McCann's Irish Pub & Restaurant"というお店のフォトギャラリー。お店で行われたパーティーの様子でしょうか:
以下はこのお店≒コミュニティに参加しているユーザーの面々。彼らが言ってみれば、店の「常連」なわけです(勝手に登録しているだけかもしれないけど):
繰り返しになりますが、mixi 等でも様々な「お店コミュニティ」が存在しています。しかし minglenow は「現実の世界であるお店に集っている人々が、ネット上でも集える場を作ろう」という発想からスタートしているわけで、ネット上だけのコミュニティが作れるSNSとは一線を画していると言えるでしょう。どちらかと言えば地域SNSの発想に近く、参考になる面があるのではないでしょうか。
ようやく一般公開されたということで、まだまだ「登録者0人」というお店がほとんどのようです(試しに留学時代に行きつけだったボストンのお店を探してみましたが、全て0人でした)。しかし盛り上がっていけば、例えばお店の従業員やオーナーも参加して、ユニークなコミュニティを作り上げる可能性があるのではと思います。またお店の入口に端末を用意したり、ユーザーが持つモバイル端末と連動するなどして、あるユーザーがログイン中ならぬ「来店中」というステータスも分かるようになったりして。
< 追記 >
もう1つこのSNSが発展する道としては、登録者数でそのお店の人気度が分かるという「グルメガイド」的な活用法も考えられるかもしれませんね。
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