詳細不明なのですが、英BBCが提供するサービス/WEBサイトをリニューアルする"BBC2.0"というプロジェクトが進んでいるのだそうです。で、それに携わっている方が「BBCのウェブ15原則」なるものを起案中で、承認前の草案をブログで公開されていました:
■ The BBC's Fifteen Web Principles (Tomski)
参考になる内容だったので、ひさびさですが自分用メモ&翻訳(一部意訳あり):
- 視聴者のニーズに合うWEBサービスを作ること ~ まだ視聴者自身が明確に認識していないニーズを予測し、新しいスタンダードとなるサービスで対応せよ(Google からの引用)
- 最良のWEBサイトは、ある1つのことを本当に素晴らしい形で実行する ~ 機能は少なく、しかし完璧に動くようにせよ(Google からの引用)
- すべてを自分でやろうとするな ~ 他のハイクオリティなサイトにリンクし、一般の人々がつくるコンテンツを活用せよ
- 素早く前へと進め ~ 小さな賭けを数多く行い、成功したものを拾って、失敗したものは捨てること
- WEB全体をキャンバスだと捉えよ ~ クリエイティビティを自分のサイトだけに押し込めるな
- WEBとは会話だ、参加せよ ~ 話すような口調を使い、ミスは素直に認めること
- 最悪のページがサイト全体の評価となる ~ 完璧な編集・チェック体制を敷くこと
- サイト内のあらゆるコンテンツにパーマリンクを付けること
- 君のおばあちゃんが「セカンドライフ」に参加することはない ~ 彼女はすぐにオンラインになるだろうが、アーリーアダプターとは全く異なるニーズを持っている
- コンテンツに至るルートを最大化せよ ~ 様々なコンテンツを可能な限り集め、Google で上位に表示されるようにせよ
- ユーザーがWEBサイト内で迷ってしまうことのないように、デザインとナビゲーションを工夫せよ
- アクセシビリティをオプション機能にするな ~ すべてのユーザーが使いやすいように、徹底的に考えよ
- コンテンツを再利用したり、リンクしたりすることをユーザーに促せ
- 議論の場になるのではなく、議論の場へリンクすること ~ WEB上での議論のホストとなることは、明確な理由がない限り避けること
- パーソナライゼーション機能は押し付けがましくないように ~ それはユーザーのデータだ、リスペクトせよ
個人的に、(5) のフレーズがカッコ良くてしびれました。"the entire web as a creative canvas"ですか。せっかくの WEB2.0 時代なのですから、ネット全体が創造力を発揮する場なのだと捉えたいですね。
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