今日の日経MJを読んでいたら、こんなニュースがありました。と思ったら NIKKEI NET での公開日は2月15日になっていたので、既に知れ渡っているニュースかもしれません:
■ 子供の改札通過、保護者の携帯にメール・小田急が07年度開始 (NIKKEI NET)
小田急電鉄が「子供が駅の改札を通ったことを保護者の携帯電話へメールで知らせるサービス」を始めるとのこと。既に世田谷の成城学園初等学校の協力によりモニター試験を実施中で、フィードバックを得た上で2007年度の早い時期にサービスを開始するそうです。送信されるメールの内容はこんな感じ:「○○子さんは小田急―新宿駅を出場されました 【通過時刻】2007/3/1 07:50」
このサービス、「子供は監視されているように感じるんじゃないか」「集めたデータが不正に利用されることはないのか」など様々な懸念点があると思いますが、僕は一方で「ライフログっぽく使えそうだなあ」と思いました。別にこれらの問題がどうでもいいということではありませんが、データの流出・不正利用さえ防げれば、大人向けに始めてみても面白いのではと思います。
SUICAだと券売機の「履歴印字」機能で、パスネットだと裏側に印字される履歴で乗車記録を確認できるようになっていますが、あれって見ているとちょっと楽しかったりします。「ああ、そういえば先月は○○を訪問したなぁ」とか「この日は遅くまで飲んでしまった」などなど。たまにデジタルデータとしてダウンロードできるようになっていればいいのに、と思うのですが、小田急の新サービスも「子供の安全対策」というポジションだけでなく「ちょっとした生活記録」というポジションで打ち出してみても面白いのではないでしょうか。
以前のエントリで書いたように、ライフログの端末としては「いつでも持ち歩いている」「GPSも搭載できるほどの高性能」という点から携帯電話が優れていると思うのですが、こんな風に「いつも利用している施設・場所にログを取ってもらう」という方向性も考えられるかもしれないですね。発想としては、「高齢者を見守るポット」っぽい話に近いかもしれません。
コメント