ということで、昨夜はAMNのブロガー勉強会に出席してきました。「ブログをどう続けていくか」という、ブロガーにとって身近なようでじっくり考える機会の少ない(周りにいるのはブロガーだらけ、という幸運な人を除く)問題意識がテーマの勉強会。僕にとっても新鮮な発見がありました。
シロクマ日報でも少し書いてしまいましたが、今回のトピックは「トラブルをどう回避するか」「質をどう維持するか」「ファン(定期的に読んでくれる読者)をどう増やすか」の3つ。それぞれ興味深い議論になったのですが、特に面白かったのは「フィードバック」について。
ブログを続ける上で、読者からのフィードバック/反応を得ることが大きなモチベーションとなる、という方は多いようです。個人ブログ/ビジネスブログ/社内ブログを問わず、「こんな反応があって書く意欲がわいた」という体験談は多いですし、僕も「あのクマのブログを書いている方ですよね!」と言われるとシャレにならないくらい嬉しいです。なので「フィードバックが重要」という点は驚きではなかったのですが、「どんなフィードバックを気にするか」という点については様々な意見がありました。例えば:
- アクセス数
- コメント
- トラックバック(してくれているエントリ)
- リアルでの反応(ex. 「いつも読んでますよ!」)
これは普通ですよね。さらに:
- ソーシャルブックマークのブックマーク数
- ソーシャルブックマークのコメント
- トラックバックしてくれてなくても、自分のエントリを参照してコメントしてくれているエントリ
この辺も気にされている方は多いと思います(僕も最近、シロクマ日報でこんなエントリを書きました)。そして特殊なところでは:
- トラックバックしてくれたユーザー(ex. 有名な○○さんがトラバしてくれた!)
- コメントしてくれたユーザー(ex. 紹介したツールの開発担当者がコメントしてくれた!)
- ソーシャルブックマークしてくれたユーザー(ex. 有名な○○さんがブクマしてくれた!)
- リファラ/リモホから確認できる組織/団体(ex. xxx.hitachi.jp からアクセスが来ている!)
- アウトバウンドクリック数(ex. 紹介した本の売上げが上がっている!)
- RSSの購読者数
- 検索エンジンでの表示順位(ex. 「18禁ブラウザ」で1位になった!)
などなどが出ていました。皆さんアクセス数・コメント数という「量」だけでなく、誰からの反応かという「質」(というと誤解を招くかもしれませんが)の方も気にされているようです。
「アクセス数」「コメント/トラバの数」といった量的な面だけに目を奪われると、「自分の書きたいことではなく、ウケるエントリを書く」という方向に行ってしまう危険があります。特に勉強会でもコメントがあったのですが、「はてブ」などSBMでのブクマ数は麻薬(かく言う自分も、はてブ数を狙ったエントリを書いてしまうこともしばしば)。それを狙うのも良いかもしれませんが、やっぱりブログは「これを伝えたい」という思いがあって書かれるものでしょう。反応の量ではなく「○○さんに見て欲しい」「○○という組織に伝わった」という方向に意識を向けることは大切だと思います。
……と言いつつ、やっぱり爆発的な反応があると嬉しくなってしまうんですよね。Polar Bear Blog はネタ半分・まじめ半分ということでよろしくお願いします。
はぢめまして!ブリといいます。
グーグル先生の検索からやってまいりました。
ほほう。なるほど~。その通りですな。
自分はアクセスよりもコメントにこだわっていたので(いくら人気のあるブログでも敷居が高くてコメ少ないのやカキコしたくてもコメント受け付けてないのもあるので)ある程度は書き込みあるので「ま、充分でしょう」みたいな←欲ね~
SNSなどの足跡付いて「誰々が来た」よりもアクセス解析のリファラで「どっから来た」かがわかるほうが好きですね。あれ、知らない間にリンクされちゃったよ(笑)みたいな。
こうしん頑張ってください。でわでわ。
投稿情報: ブリ | 2007/06/10 07:59