週末なので軽めに。Microsoft Research から、 Live Search Maps を利用したユニークな機能が公開されています。ある地域がどれだけ閲覧されたか、一目で分かるようになっている地図とのこと:
■ search popularity hotmap (information aesthetics)
紹介されているのは、"Hotmap: the Use of Virtual Earth"というサイト。アクセスすると、こんな風に赤の濃淡で彩られた全米地図が表示されます:
で、色が濃ければ濃いほど、その地域が閲覧された回数が多いと。Virtual Earth がベースとなっているので、もちろんスクロールや拡大・縮小が可能。アクセス頻度を示すタイルの大きさも、左上に表示された"Data Level"で変更可能です。
解説ページによれば、ライブのデータではなく、2006年1月から7月までのデータを基に作成されているようですね。しかし人々がどんな地域に関心を寄せているのか一目で分かり、なかなか面白いです。当然のようにニューヨークやボストンなどの大都市周辺が真っ赤になっている一方、「なんでこの辺が見られているんだ?」という地域もあり、人気/不人気の理由を推察しながら見ていくのも楽しそうです。
ちなみに全世界をカバーしているので、日本の地図もこんな風に表示されます。東京都心近辺ですが、やはり東京駅周辺と新宿駅周辺が最もアクセスされていますね:
人々が知らず知らずのうちに通った(アクセスした)場所が、跡となって「見える化」されるという点で、このサイトは「バーチャルけもの道」と言えるかもしれません(ちょっと無理矢理ですが……)。そのうち現実世界で行列を見るように、バーチャル上で再現された「行列」や「足跡」を見てある地域/お店の人気を感覚的に把握する、というのが普通のことになるのかも。
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