マッキンゼーが世界のエグゼクティブを対象に行った調査によると、「やっぱWEB2.0に投資しときゃ良かったー!」と後悔している人が多い一方で、早めに投資した人は「思ったよりリターンが大きいんじゃね?」と考えているそうです:
■ Execs Heart Web 2.0 (Red Herring)
マッキンゼーが2,847名のエグゼクティブを対象に行った調査。それによると、42%の人々が「やり直せるなら、過去5年間にもっとWEB2.0系サービスへの投資を行っていた」と回答したそうです。まぁ後悔先に立たずというヤツなんですが、逆に言えば42%の人々がWEB2.0には投資するだけの価値がある、と認めていると言えるでしょうか。
また面白いのは、既にWEB系2.0サービスへの投資を行っている会社の多くが「期待以上の成果を収めている」もしくは「予想より早く結果が出ている」と回答していること。これは「アーリーアダプター」企業の46%が、また「ファストフォロワー」企業の44%がそう答えたとのことですが、残念ながら何をもって「アーリーアダプター」「ファストフォロワー」と分類しているのかは不明。元資料が確認できたら、追記したいと思います。
また既に使っている、もしくは将来導入する予定のWEB2.0系サービスについて聞いたところ、以下のような結果になったとのこと:
- ウェブサービス・・・80%
- コレクティブ・インテリジェンス(≒集合知を実現するツール?)・・・48%
- P2Pネットワーク・・・47%
- SNS・・・37%
- RSS・・・35%
- ポッドキャスティング・・・35%
- Wiki・・・33%
- ブログ・・・32%
- マッシュアップ・・・21%
これも具体的な使い方(顧客とのコミュニケーションに使うのか、社内コミュニケーションに使うのか etc.)が明示されていないのでデータとしては不足ですが、ブログやSNSより集合知、P2Pに関心が高い点が興味深いですね。「社内SBM」「社内ソーシャルニュース」みたいなアプリケーションの方が偉い人々には刺さりやすい、ということかも?
いずれにせよ、企業内でも「WEB2.0」はバズワードを超えて、一定の成果を収めつつあるということでしょうか。逆に「大失敗だった!もうWEB2.0に投資なんてしねー」な人々の意見を詳しく聞いてみたい気もしますが。
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