一部の方々には「携帯電話で電脳コイル」というタイトルにした方が分かりやすかったかもしれませんが。テキサス大学ダラス校(University of Texas at Dallas)の研究者らが、携帯電話を使用した拡張現実(AR)システムのデモンストレーションとして、こんな動画をアップしています:
研究者とおぼしき人物が、PCの画面で何やらヌイグルミのようなもの(Mobile Pet)をデザインしています。それが完成すると、彼は携帯電話で自分の方の辺りを撮影(?)し、別の人物に携帯電話で自分を見るように指示すると……携帯電話の画面には、いるはずのないヌイグルミが研究者の肩に!という動画。まさしく電脳コイル……もとい、拡張現実の典型例といったところですが、携帯電話を視覚情報の表示端末にしようとしているところが凄いですね。
簡単な紹介が ReadWriteWeb で掲載されているので、興味のある方はどうぞ:
■ The Coming World of Mobile Sensors (ReadWriteWeb)
「携帯電話でしか見れないペット」が街中を歩き回る、なんて世界が訪れるのはまだ先になるでしょうが、携帯電話を端末にしてしまえば世界中の人々が潜在ユーザーになるわけです。現在だって、日本の街中には「QRコード」という形で「携帯電話でしか見れない情報」があるわけですから、こういった拡張現実が一般化する可能性は小さくないでしょう。自分のアバターを肩に乗っけて外出し、友人達に携帯電話で見てもらう……なんて遊びが、僕の娘が高校生ぐらいになる時には実現しているのかなぁ、なんて思います。
コメント