いつもの通勤電車に揺られながら、誰もが一度は考えてしまうこと。それは「この電車の終着駅、どんなところなんだろ?」ということではないでしょうか。一般化されても困る、と言われてしまうかもしれませんが、New York Times でそんなノスタルジックな幻想を形にしたページがありました。当然ながらニューヨーク市内限定ですが、ニューヨークを走る地下鉄各線の終着駅をまとめてコンテンツにしたもの:
■ Going to the End of the Line (New York Times)
アクセスすると、こんな風に写真をモザイク状にした画面が開くと思いますが:
画面右上にある"Go to Map View"というボタンを押すと、以下のように路線図モードになります。こちらの方が理解しやすいでしょう:
で、それぞれの線の終着駅がクリックできるようになっているので、選択するとその駅の周辺がどんな場所なのか、画像や音声・動画で紹介してくれます。例えば以下は、上のスクリーンショットで選択している"Rockaway Park"を選択すると流れる動画:
「マンハッタン島の面積は、東京の山手線内にほぼ相当する」そうですから、ここで紹介されているどの線もそれほど長い距離を移動するわけではありません。しかしそれぞれの地域が違った個性を持っていて、見ているだけでもなかなか面白いです。実は僕も2ヶ月間だけ、ニューヨークにある某オフィスで働かせてもらった経験があるのですが、その時通勤で使っていた線の両端を見て「あの線を最後まで行くとこうなっていたのか!」と感心してしまいました。
日本では路線が相互に乗り入れていて、なかなか「終着駅」を見極められないですし、特に東京だとそれほど地域間の差がないのですが。デイリーポータルZあたりでこんな企画やってくれないかなぁ。しかし実際に画像を見せられたら、ついつい明日の朝、西船橋まで乗っていってしまいそう……。
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ちなみに New York Times が最近、こうしたウェブ上のマルチメディア・コンテンツに力を入れているわけですが、社内ではどんな位置付けなんだろ?と気になっている方はこちらをご参照下さい:
■ 新聞社がIT企業になる日 (シロクマ日報)
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