お馴染み Google Earth に、海に関するコンテンツが追加されました:
■ Dive into the new Google Earth (Official Google Blog)
一部の記事では、これまでの命名規則に倣って「Google Ocean」と呼んでいるようです:
■ Google Earth, Google Ocean: mysteries of the seafloor are mapped for the first time (Guardian)
残念ながら正式名称ではなさそうですが、この呼び名がピッタリな今回のバージョンアップ。最大のポイントは「海底の地形に関する詳細データが追加された」という点でしょう:
メニューから「表示>水面」と選ぶことで、水面のイメージのON/OFFを切り替えることが可能です。こちらは水面イメージをOFFにして、茨城・千葉県沖をさらに拡大したところ:
房総海底谷(Boso Canyon)、片貝海底谷(Katakai Canyon)などの表示が見れますね。さらに拡大していくと、海中にまで入ることができます:
ちょっと分かり難いですが、こちらは鴨川海底谷(Kamogawa Canyon)を拡大したところ。右下の高度を示す値が、「-340メートル」(つまり深度340メートル)になっているのが分かるでしょうか?当然ながら地底には草木は生えていないので、ハッキリとは分からないのですが、上のように海底面の3D表示も可能になっています。
その他、今回追加された「海」レイヤーには、「マリンスポーツ」「海洋探検」「海の現状」などといった様々なコンテンツが登場しています。上は「難破船」の1つ、マイアミ沖に沈むQueen of Nassau 号の YouTube 動画。
さらに面白いのは、この「生物を追跡」というコンテンツ。海洋生物に位置情報発信装置を付け、そこから得られた移動データを確認できるというもの。上はサンフランシスコ沖にいる、ホオジロザメ4009号君の詳細情報ですが、ここで"Swim with me"というメニューをクリックすると、彼(彼女?)の辿った軌跡を自動再生してくれます。なかなかロマンチック。
ということで、まだまだ面白いコンテンツが隠れていそう。お時間のある時に是非どうぞ。
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